Red Hat JBoss Enterprise Application Serverのサブスクリプションを購入すると、付いてくるRed Hat Middleware Core Services Collectionというものがあります。
この記事ではRed Hat Middleware Core Services Collection(以下、Core Services)について整理したいと思います。
Red Hat Middleware Core Services Collectionについて
Core Servicesは、ざっくり言うと下記のコンポーネントたちの集まりになります。
・Apache HTTP Server and Jsvc
・Web Connectors
・Red hat Single sign-on (SSO) server
・Red Hat Operations Network
公式のデータシートは下記になります。
よく使われるコンポーネントとしては、下記があげられます。
・Windows上で使うApache HTTP Server
・Web Connectorsのmod_jkやmod_cluster
・Red Hat Single Sing-on
Red Hat Single Sing-onを利用する場合は、JBoss EAPサーバのサブスクリプションでなく、
Red Hat Runtimesのサブスクリプションの方が、分散KVSのRed Hat Data Gridも利用可能になるのでオススメです。
(Red Hat Single Sing-onのセッションフェールーオーバをRed Hat Data Gridの外部プロセスに持っていけるので)
どのサブスクリプションに付帯するかについて
下記にどのサブスクリプションにどのコンポーネントが含まれているかの一覧があります。
Core Servicesで検索すると、大体のサブスクリプションに含まれているのがわかります。
名称について
過去の名称は、Red Hat JBoss Core Services Collectionでしたが、
現在は、Red Middleware Core Services Collectionとなっています。
また、Red Hat JBoss Core Services Collection(JBCS)の表記を使っている場合もあります。
Core ServiceのApache HTTP Serverについて
Core ServicesのApache Apache HTTP Serverは、RHELとは別のレポジトリで管理されています。
Windows版があるので、それはそうだなという感じなのですが、サポートライフサイクルなどがRHELと異なるため、
サポート期間などの保守設計する場合には、注意が必要となります。
Core ServicesのApache HTTP Serverのサポートライフサイクルは以下に記載があります。
Core ServicesのApache HTTP Serverのコンポーネント詳細は以下に記載があります。
マニュアルの場所
Core ServicesのApache HTTP Server、mod_jkやmod_clusterのインストール方法は、下記のマニュアルにあります。