はじめに
2022年10月末頃、AWSの資格であるクラウドプラクティショナー試験を受験し、無事合格できました。
本記事では学習方法や、AWS資格試験のメリットなどをお伝えします。
スキルと経験値
- PHPやLaravel等を使ったアプリケーションエンジニア。
- AWSはポートフォリオの作成に使った程度で、実務での使用経験はなし。
受験しようとした理由
- AWSやインフラやクラウドに対する知見を広げ、自信をつけるため
- 資格があると 「私はこれぐらいならわかりますよ」 と証明することができ対外的にアピールできる
なぜクラウドプラクティショナーなのか?
- AWSに苦手意識があり、自分のレベル感に合っていそうだから
- レベルに合っていなくて難しすぎると学習を継続することがしんどくなり挫折につながるから
- 不合格だとモチベーションに影響しそうだったから
受験方法
①ピアソンVUE: 自宅でオンライン受験する方法
②テストセンター: テストセンターに出向いて受験する方法(オフライン)
2つの受験方法があります。
ピアソンの場合、オンラインで受験でき最寄りにテストセンターがない方は便利です。
しかし、自分のPCに重たい専用ソフトウェアをインストールしたり、試験当日自宅の写真を撮影したり、PCに余計なアプリが立ち上がっていないかなど、オンラインで試験官から細かく不正のチェックが入るそうです。また途中で回線が切れたり弱かったりすると、試験自体中断されてしまうなどのリスクなどもあります。(その際返金されません)
私は、面倒なことをしたくなかったため、シンプルに②のテストセンターで受験しました。
テストセンターの受験はそういった面倒事もなくスムーズに受験できました。
ただ周りに人がいるので落ち着かないなど、人によってはデメリットもあります。
試験の予約について
AWS認定資格の予約ページから試験の予約ができます。
受験する資格、試験予約日程、試験場所を選択し、決済すれば完了です。
試験の24時間前なら、試験日時の変更が無料でできます。(最大2回まで)
私も1週間前に試験日の変更をしましたが、すぐに変更反映されました
受験費用
資格試験なので当たり前ですが、クラウドプラクティショナーを受験するには料金がかかります。
結構高いので落ちると割とへこみます。
受験費用 : 12,100円(税込)
試験当日について
テストセンターで受験する場合は手続上、試験の15分前までに現地に到着しないといけないようです。
私は1時間以上早く到着しましたが、PCが空いていたため、定刻よりも早く受験することができました。
受付の方に受験の旨を伝えると、個人情報や規約へのサインを求められました。
その後、本人証明のために写真撮影もされました。
出題方法について
◯ 出題形式
主に4択問題が出題されます。4つの内正しい記述をひとつ選択する形式。
他に、5択のうちから正しいものを複数個選択する形式もあります。
記述式問題は出題されません。
◯ 問題数
全65問出題されます
◯ 試験時間
90分間です
1時間程度で全て回答できるので、見直しの時間も十分にあります。
合格ラインについて
◯ 合格ライン
1000点満点中、700点以上で合格となります。
(正答率70%以上)
◯ 合格率
非公開のようです
学習方法と学習時間
Udemyの講座で以下の模擬試験をひたすら反復して取り組みました。
Udemyで同じ著者の動画講座も少しやりましたが、時間がもったいないので途中でやめて、模擬試験のみに集中しました。
【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(8回分520問)
こちらの講座では以下の問題が収録されています。
- [基本]x2回分の模擬試験 全130問
- [応用]x3回分の模擬試験 全195問
- [発展]x3回分の模擬試験 全195問
発展はソリューションアーキテクトの内容と書かれており、時間的な余裕もなかったため
基礎と応用の問題全325問のみ取り組みました。各回5周ずつこなして、反復して頭に叩き込みました。
1回分の模擬試験を取り組む → 間違った問題を見直す x 5セット
間違った問題はじっくり解説を読み込みました。正当とは関係ない選択肢も、なぜ間違いなのか?の理由を
解説をじっくり読み込みながら理解を深めました。
また、1〜3周目は定着していないため、正解した問題も解説を全て読み込んでいました。
選択肢の回答と回答位置を覚えてしまい、理解につながらないためそのようにしていました。
学習時間
約2ヶ月弱勉強しました。
平日は寝る前や、お風呂に入りながら30分~1時間程度
土日にまとめて3~4時間学習時間に充てました。
平日もやったりやらなかったりでした。子供のイベント等で、土日も必ず時間を確保できたわけではないです。
個人的にはスマホとiPad miniがあればいつでも模試を受けることができるので、スキマ時間でちょこちょこ学習するには良かったです。
Udemyの模試の機能も、使いやすく模試を受けてる途中も一時中断ができるので、全て解答しなくてもよいのが便利でした。
集中して勉強時間を確保できるなら、1ヶ月以内でもいけると思います。
受験結果
◯ 得点 784点 / 1000点満点中
取得のメリット
- 認定デジタルバッチがもらえる
- AWSオリジナルグッズが購入できる
- 次回の試験無料チケット(バウチャー)がもらえる
公式ページを見るとわかりやすいです。
https://aws.amazon.com/jp/certification/benefits/?src=certification-faqs
資格不要論について
よく「資格なんか取ったって実務で役に立たない、意味がない」という論調があると思います。
たしかにそのとおりで、実務での経験が一番大事です。実務経験が最強です。
しかしながら、自分は受験してよかったと思っています。
AWSを深く勉強するきっかけになりましたし、知らないサービスも知ることができました。
今後もっと色々なサービスを使っていこう、試してみようという意欲が湧き、受験前よりも前のめりに学習に取り組むことができそうです。
またエンジニアとしての市場価値が上がったり、学習意欲という面でもアピールになり得ます。
ただ、他の資格も同様ですが資格取得はあくまで スタートラインに立った に過ぎず
これから自分が何を身につけたいのか?何をどう実現したいのか?が最も大事です。
おすすめできるか?
気になれば挑戦すればいいと思います。
万人に必要かというと、それは人によります。
AWSの経験者はクラウドプラクティショナーを飛ばして、ソリューションアーキテクトから挑戦してみても良いです。
(クラウドプラクティショナーは入門編ですし、ソリューションアーキテクトの出題範囲にクラウドプラクティショナーの内容も含まれているため)
しかし、いくら入門編のクラウドプラクティショナーでも、全く勉強なしではなかなか厳しいかと思います。
やると決めたら、本記事も参考にしていただきながら、効率的、戦略的に学習しましょう。