やりたいこと
ubuntuインストール時に、ディレクトリごと(例えば/boot,/,/home,/tmp,/var)にパーティションを分割してインストールした際に、一部のパーティションのデータを残して、残りパーティションは初期化&インストールする方法
ubuntuの再インストールなんて、普通はやらないと思うのですが、いざ、システムだけを再インストールしたいって思ったとき、バックアップからやり直すのは大変なので、やり方を残しておくことにしました。
最初にインストールしたときのパーティション
(インストール方法はここを参考に。最初にパーティションを分けて、かつ、lvmを使ってインストールするときには、とても手間取った。。。)
- 物理パーティション(っていうのか?)
Pri/Ext | partion | filesystem | mount position |
---|---|---|---|
プライマリ | /dev/sda1 | ext4 | /boot |
プライマリ | /dev/sda2 | ext4 | / |
プライマリ | /dev/sda3 | ext4 | /用の予備 |
拡張 | /dev/sda5? | lvm |
- LVM設定(/dev/sda5の一つでVolumeGroupとしてます)
VolumeGroup | LogicalVolume | filesystem | mount position |
---|---|---|---|
vg_int | LV_home | ext4 | /home |
vg_int | LV_tmp | ext4 | /tmp |
vg_int | LV_var | ext4 | /var |
partitioner開始後
日本語でのインストール時の選択肢に注意
- 「手動」を選択
- 「ガイドによるパーティショニング」を選択
- 「reuse partition, SCSI1 (,0,0,) パーティション 2。(sda)」を選択
- これでlvm以外は、マウントポジションまで復活(しているはず)
- 4で情報の復活したパーティションのうち、初期化したいパーティションを選択して、パーティションの初期化:「既存のデータをそのまま使う」→「初期化」に変更(僕の場合は全部)
- lvmのマウントポジションは自動で設定してくれないので、各LV毎に再設定。初期化or既存のまま を選択(僕の場合は/homeだけを、既存データのデータをそのまま使うに設定)
- 「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を実施。この際に初期化されるパーティションに、残しておきたいパーティションが入っていないことを確認
- あとは、いつものようにインストール
で、いけるはず。
一部のパーティションを残すことによる副作用の可能性は否定できませんが、/homeを残せるのは個人的にはうれしいので。