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認定スクラムマスター(CSM)研修について

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ただの集団 Advent Calendar 2018の11日目

そもそもスクラムとは

ソフトウェアの開発手法として、従来の主流であるウォーターフォール開発と2000年代以降に登場したアジャイル開発の2つの手法があります。

1.ウォーターフォール開発

ウォーターフォール開発とは上流工程から下流工程へ淀みなく順次移行していく開発手法で、水が重力により下に落下する(まるで滝のような)状態から名付けられております。

ウォーターフォール開発では配信日やプロジェクト完了期日が決定しており、さらに製品の最終仕様が開発の途中で変更されないなど、緻密な計画を立てて開発するのがウォーターフォール開発の手法です。

そのためしっかりと計画が立てられた長期のプロジェクトで最もよく採用されます。

2.アジャイル開発

ウォーターフォール開発に対してアジャイル開発は柔軟な開発手法です。
大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていきます。

「アジャイル開発」という概念が誕生したきっかけは、2001年にアジャイルソフトウェア開発の分野において専門性の高いメンバーが集い行った「アジャイルソフトウェア開発宣言」です。この宣言は以下のとおりです。

「プロセスやツールよりも個人と対話を、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、計画に従うことよりも変化への対応を、価値とする。」

引用:http://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

3.スクラムはアジャイル開発の一種

アジャイル開発には「スクラム開発」という代表的な方法があります。「スクラム開発」は変化のスピードが早い業界にとって、臨機応変に対応することができる解決方法。

だと思われがちですが、実は「現状を把握するためのフレームワーク」なだけです。どのプロジェクトにおいても現状を把握した結果、問題を見つけることができるため 「問題を発見するフレームワーク」と言われることもあります。

そのため、スクラムをやったからといって、

・プロダクトが改善しません
・生産性は向上しません
・人が成長することはありません

あくまで今置かれている状況を把握するためのフレームワークであり、導入すれば必ず生産性が向上するものではありません。
生産性が向上するか、課題が解決するか、それは導入者の力量によって変わります。

4.スクラムマスターとは

スクラムの世界の中では3つの役割があります。
・プロダクトオーナー
スクラムチームのROIを最大化

・開発チーム
チームの生産性の向上

・スクラムマスター
スクラムチームの働き方の向上

今日はそんなスクラムマスターの基本的なマインドを取得できる研修(通称:CSM研修)を受講してきたので、そのお話をします。

認定スクラムマスター(CSM)研修

2018年11月某日、3日間にわたる認定スクラムマスター研修を受講してきました。
講師はもちろん、江端一将さん!笑

※江端さんについて、詳しくはこちら
https://www.pr-table.com/odd-e/stories/791

ざっくりと学んできたことを紹介します。
※研修内容は毎回異なるため、どんな研修内容だったかは記載しません。

スクラムマスターとしての必要なスキル

・Teachingでは、教えるだけでなく、その発言から何かしらの行動を促すことで初めて実行したと言える
・Coachingでは、相手が抱えている悩み・意見・思いを掘り下げて行く
・Facilitateingでは、会議のゴールと現状を共有し、どうやって同じゴールに向かうか、考えさせ、導かせて行く
・Mentoringでは、まず相手からメンターと思ってもらわなければ、始まりません。相手から相談を受ければ、Mentoring開始の合図である
・situationalingでは、上記4つをいつ使うのかを判断するために必要なスキル

上記の5つのスキルが一般的にスクラムマスターが必要なスキルだと言われていますが、もう一つ重要なものが
・スクラム以外のフレームワークを知り、組織の状態を把握した上で時にはスクラムを導入しないという判断をする必要がある

議論・課題への向き合い方

・議題に対してすぐに解決策を出しがちだが、真に必要なものはその課題の奥に潜んでいる「本当の課題」である
No need to talk about SOLUTION!
・効果が薄いと思った意見は取り下げるために動くのではなく、早くその意見を解決させより効果的な意見について話し合うよう仕向ける
・意見を却下させるためには、事実を共有させ(相手を納得させ)、その条件下のもと、反論を述べる

これらを意識するだけでも今までと異なった会議体になると思います!

朝から勝負は始まっている

・人間は朝、油断しやすいもの。朝からチームの状況を把握し、その日の状態はどうなのか考え、必要なアクションを取る

スクラムマスター研修2日目の朝に事件勃発。
その事件の影響で2日目の午前中が潰れてしまいましたが、その時に江端さんに言われたことが上記の「人間は朝、油断しやすいもの」です。

スクラムマスターとしての役割

・チームに対して反対意見を述べるのではなく、その意見を補強するための発言や行動をする
・自律したチームとはルールを守り続ける。万が一破った場合は、前の状態に戻るわけでなく、次はどうやって守るか未来を考えることが重要である
・(本当は)何かの意見を選択する際に多数決をとるのではその時にいつような判断基準を決め、効果性のあるものを選択するように仕向ける
・Just Ideaで物事を伝えると、実行後にその実行が無駄になった場合の責任はスクラムマスターにある。スピードよりも吟味して伝えることに注力することが重要だ
・スクラムマスターはチームをいい状態に持って行く必要があるが、時にはその慢心を打ちこわし、さらに成長させるための問いかけをする必要がある
・早く案が出ればいいのではない。より効果的な案を出せるために多くの時間をかけたほうがいい

スクラムマスターの役割がより明確になった瞬間でした。
特にチームに対してなにか意見を発する際に、発言を否定するのではなく、その発言がより良くなるためにどういう風に補強していくか、そこを考え、実行することがスクラムマスターの仕事だということを教えてもらいました。

江端さんからのメッセージ集

・チームを野菜に例えてみると、スクラムマスターは野菜をビニールハウスで守りながら育てるのではなく、雨風に当たっても丈夫に育つ野菜に作らなければならない
・スクラムマスターにとって全ての人がお客様である
・最後の一人になるまで効果的な案は何なのか、考え続けていく
・自律的なチームをつくることは大切だが、継続することはもっと大切
・スクラムマスターとして、「ヒト」ではなく「コト」に真摯に向き合いことができる人が望ましい

一つ一つが新たな発見で、心に残ったメッセージでした。
「ヒト」ではなく「コト」に真摯に向き合う、スクラムマスターとしての大前提の条件だそうです。

最後に

頭をフルに活用し、スクラムマスターとして未熟だと感じた三日間でしたが、
やり遂げた感、充実感がありました。
改めてスクラムチームの生産性を向上させることが、スクラムマスターとしての責務だと感じる研修でした。

そんな認定スクラムマスター(CSM)研修について気になる方は以下から情報を得ることが出来ます。
https://www.odd-e.jp/ja/service_01/index.html

以上

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