LoginSignup
5
2

More than 5 years have passed since last update.

【Ruby】アルファベット1種禁止縛りでFizzBuzz

Last updated at Posted at 2018-12-07

【java】アルファベット1種禁止縛りでFizzBuzz【縛り】という面白い記事を見つけたので、これをパクってRubyでもやってみた。

ルール

元記事をだいたい継承する。

  1. Ruby2.5 (CRuby)
  2. 標準出力にFizzBuzzを出力する
    1. 数字1つにつき1行
    2. 文字は「Fizz」「Buzz」「FizzBuzz」
  3. ループや条件分岐するところを埋め込みで解決しない
  4. 余計な標準出力、エラー出力は禁止(改行はOK)
  5. アルファベットを1種類だけ使用禁止
  6. 大文字小文字は区別なし
  7. 外部ファイル禁止(Ruby標準ライブラリのみ可能)

ちなみに、使用していない文字は以下のコマンドで確かめた。

tr -cd 'a-zA-Z' < fizzbuzz.rb | ruby -ne 'p [*"a".."z"] - $_.downcase.split(//)'

結論

Javaと違って全文字縛れます

詳細

acghjkmqvwxy

元記事にならい、ウィキペディアのFizzBuzzのPythonコードをそのままRubyで実装した。

fizzbuzz.rb
for  in 1..20
  if  % 15 == 0
    puts "FizzBuzz"
  elsif  % 3 == 0
    puts "Fizz"
  elsif  % 5 == 0
    puts "Buzz"
  else
    puts 
  end
end

bfioprtuz

元記事はSystem.out.formatを使っていたので、こちらはString#%を使ってbuzを削った。
forはeachに(もちろんdo~endではなく{})、ifはcaseに、putsは$> <<に変えてfioprtの6文字を削った。
ちなみに$>$stdoutのエイリアスで、IO#<<IO#writeとほぼ同じことをするメソッドである。

fizzbuzz.rb
(1..20).each { ||
  case 0
  when  % 15
    $> << "%c%c%c%c%c%c%c%c%c" % [70, 105, 122, 122, 66, 117, 122, 122, 10]
  when  % 3
    $> << "%c%c%c%c%c" % [70, 105, 122, 122, 10]
  when  % 5
    $> << "%c%c%c%c%c" % [66, 117, 122, 122, 10]
  else
    $> <<  << "%c" % 10
  end
}

delns

case ~ when ~ else ~ endを消すため、配列に入れたProcをcallすることで、あまりの判定を配列のインデックスですることにした。elseとendが消えたので、これでdlnsがなくなった。
あとはeachをuptoに変えればeも消える。

fizzbuzz.rb
1.upto(20) { |i|
  p15 = -> {
    $> << "%c%c%c%c%c%c%c%c%c" % [70, 105, 122, 122, 66, 117, 122, 122, 10]
  }
  p3 = -> {
    $> << "%c%c%c%c%c" % [70, 105, 122, 122, 10]
  }
  p5 = -> {
    $> << "%c%c%c%c%c" % [66, 117, 122, 122, 10]
  }

  a = [p15]
  a[3] = p3
  a[6] = p3
  a[9] = p3
  a[12] = p3
  a[5] = p5
  a[10] = p5

  (a[i % 15] || -> { $> << i << "%c" % 10 })[]
}

変数名を除けば、アルファベットは文字列のcとuptoの5文字しか使っていない。もはや記号プログラミングに近くなってきた。

まとめ

意外とあっさり全文字出来てしまった。

今回は使わなかったが、"%c" % 数字でどんな文字列でもつくれるとなれば、evalを使えばcとevalの5文字で何でも出来る。
スクリプト言語で同じことをやる場合はevalも禁止したほうが面白いかもしれない:thinking:

おまけ

せっかくなので、アルファベット以外でも縛ってみることにした。
ただ数字は1文字縛ったところで足し算引き算でいくらでも作れるので、記号に関してやってみる。
1つ目のfor版のコードに含まれる.%="を無くしていく。

%="

"は'に置き換えればいいだけ。==はcaseにして回避する。
%はNumeric#moduloでもいいが、今回はInteger#chrで得た文字列をsendするやり方にした。

fizzbuzz.rb
for  in 1..20
  case 0
  when .send(37.chr, 15)
    puts 'FizzBuzz'
  when .send(37.chr, 3)
    puts 'Fizz'
  when .send(37.chr, 5)
    puts 'Buzz'
  else
    puts 
  end
end

.

1つ目のコードで.が登場するのは1..20のみ。Range.newにしたいところだが、.が入るのでRange::new(1, 20)とする。

5
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
2