Telloとは、手のひらサイズのトイドローンです。
基本的にはスマホのアプリで操作しますが、pythonでも動かすことができるので動かしてみました。
#私の環境
pythonでTELLOを動かしてみる前に、私の環境をご紹介しておきます。
- PC: VAIO Type P(VGN-P50)
- OS: Lubuntu 16.04
- Python 3.6.0
- Terminal: LXTerminal (Lubuntuの標準terminal)
- Tello (Toy Drone)
少々スペックが劣りますが、今後、外などで使う可能性を考慮し、今回はこちらのマシンで動かすことにしてみます。
#公式ドキュメントとpythonファイルのダウンロード
公式のドキュメントとデモファイル(Tello3.py)をダウンロードします。
#Telloとの接続
TelloとPCの接続はWi-Fi UDP portを介して行います。
Send Command & Receive Response
Tello IP: 192.168.10.1 UDP PORT:8889 <<- ->> PC/Mac/Mobile
Telloの電源を入れ、PCからTelloのWifiアクセスポイント(TELLO-XXXX)へ接続します。
接続ができたら、TerminalからTelloにpingを打ってみます。
$ ping 192.168.10.1
PING 192.168.10.1 (192.168.10.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=1 ttl=255 time=1.17 ms
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=2 ttl=255 time=1.37 ms
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=3 ttl=255 time=4.42 ms
64 bytes from 192.168.10.1: icmp_seq=4 ttl=255 time=1.22 ms
pingが返ってくるようなら接続成功です。
#Telloを操作する
続いて、ダウンロードしたデモファイル(Tello3.py)を実行します。
$ python Tello3.py
Tello Python3 Demo.
Tello: command takeoff land flip forward back left right
up down cw ccw speed speed?
end -- quit demo.
このように表示されたら、操作可能です。
-
takeoff
と入力すると、OK
と返ってきてフライトを開始します。 -
land
と入力すると、OK
と返ってきて着陸をします。 -
end
と入力すると、デモを終了します。
その他のコマンドも同様です。
ここまではとっても簡単ですね。
takeoff
OK
back
OK
land
OK
end
...
#次の展望
デモ用のpythonファイルからTelloを操作できることはわかったので、
次は
- リアルタイム動画をPCに取り込む
- 顔認識させて自動追尾するようにする
とかに挑戦してみたいと思います。