1.導入
これまでエクセルでテストケースを作成して管理、報告していましたが
・「Quarity Forward」ってツールは業務に使えるの?
・Excelとどう違うの?
・使ってみて感じたメリット、デメリットは?
という観点から使ってみた感想を書いてみます。
2.まずはテストケースのインポート
テストケースをエクセルで作成するところまではそのままの形をとり、エクセルをインポートしてからQFを使うようにしました。
2-1.インポート
いきなりですがエクセルで作ったエクセルをインポートしてみました。
インポート自体は割と簡単そう。
2-1-1 ログイン>QFにログインする
・ベリサーブIDを作成してログインするとすぐに使えるようになる(今回はフリープラン)
2-1-2 階層を見る
・ログインすると「コンテナ」が表示されサンプルのプロジェクトが見える。
「コンテナ」→「プロジェクト」→「テストフェーズ」→「テストスイート」といった階層になっていて、テストケースは「テストスイート」にインポートできそう。
<感想>このあたり名称が直感的に理解しずらかったが、アジャイル開発をしていると大丈夫なのかな?
2-2-2 テストケースをインポートしてみる
・テストスイート一覧のタイトルの右側に「Excelインポート」ボタンがあるので押してみる
・インポートのステップが表示される
<感想>ステップ多いけどガイド順に進めたら大丈夫。取り込める列数が25までなので(フリープランだから?)前もってエクセルを加工しといたほうがスムーズ
2-2-3 テストフェーズの追加
・テストスイートを紐づける
2-2-3 追加したテストケースを見てみる
・左パネルのテストフェーズ→右側のスイート一覧→サイクル一覧→開く、で見えました。
<感想>開くまでの階層が深い。。知らないだけかもですけどもっと手短にたどり着きたい
3.触って試してみる
3-1.入力
テスト結果、環境、バグIDなどテスト結果は入力できるが、それ以外は入力できなくなっている。またテスト結果を選択するとテスト実施日とテスト実施者が自動で入力される。
<感想>この機能が使いたかったやつです!
エクセルだと誤入力とか改ざんとかリスクがあったので信頼性を担保するのに最低限この機能だけでも
価値があると思った
3-2.エクスポート
テストサイクルの右上の操作から結果のエクスポートをしてみたら予想と違うものだった。(シートがそのままエクセルの形でエクスポートされると予想していたが、あくまでも「テスト結果」の部分だけだった)
→テストサイクル一覧からダウンロードすると欲しかったテストケース+テスト結果がエクセル形式でダウンロードできた
<感想>「テスト結果のダウンロード」はよく読めばその名の通りなのだが、どういう目的で使用するのだろう?
「テスト結果のインポート」機能もあるので、エキスポートして一括で変更してインポートする?
ちょっと使うイメージが湧かなかった
3-3.ダッシュボード
その日の予定理論値と実績値が表示される
<感想>カスタムできない。。。後述のレポート機能から選択できるようになっていたらうれしい
3-4 レポート
収束曲線グラフ、カバレッジパネルがあり、収束曲線グラフは何もせずにわかりやすく表示される
<感想>収束曲線グラフは日々の報告や完了報告にそのまま利用できそうなので非常にありがたい!
4.ここまでの感想まとめ
まだまだ使っていない機能があり、総合的なレビューには程遠いが、
1.エクセルとの違い
テストケースの修正ができない、再テストの機能などはエクセルでは難しいのでQuarity Fowardを使う一番のメリットかもしれないです
2. 使うメリット、デメリット
メリットは1.と重複するがエクセルではちょっと難しいデータの正確性の担保だと思います。
デメリットはまだまだ使いやすさという点で改良の余地がところどころあるように思います。
3. 業務に使えるの?
十分使えます!使っていって問題があればフィードバックしていきましょう。
5.総評
テストケースを作成し、データの正確性を担保しながらレポートが作れるという基本機能においては問題なく利用できると思いました。
これがまさしくほしかった機能なので、今後はエクセルではなくQuarityForwardを私たちのチームでは標準で使用していこうと思います。