呼び出し元の情報を引数へ渡す。（Caller Info 属性）

メソッドの引数に属性を付けることによって、デバッグ用診断情報をメソッドへ渡すことができます。
属性を付ける引数は、デフォルト値が指定されている必要があります。
C言語の__FILE__や__LINE__マクロのような使い方ができます。

DebugLog.cs

public static class DebugLog
{
    public static void WriteLine(string message,
        [CallerFilePath] string file = "",
        [CallerLineNumber] int line = 0,
        [CallerMemberName] string member = "")
    {
    }
}

デバック以外の実用的な使い方として、INotifyPropertyChangedの実装が挙げられます。

NotificationObject.cs

public class NotificationObject : INotifyPropertyChanged
{
    protected virtual void RaisePropertyChanged([CallerMemberName] string propertyName="")
    {
    }
}

PropertyChangedイベントを発火させるために、プロパティ名を指定する手間を省略することが可能になります。