はじめに
Qiita Advent Calendar 2021の記事として、執筆しました。
皆様の参考にしていただけると幸いです。
なお、この記事は2021年12月時点の情報をもとに執筆されています。もし、皆様が受験する場合は必ず公式のホームページ等で最新の情報を確認しするようにしてください。
受験した資格
- Google Cloud Certified Professional Machine Learning Engineer
- 主催: Google Cloud
- 費用: 200ドル(USD)
内容
試験ガイドから、抜粋するとだいたい以下のような内容になっています。
セクション 1: ML 問題の枠組みの構築
セクション 2: ML ソリューションの設計
セクション 3: データ準備 / 処理システムの設計
セクション 4: ML モデルの開発
セクション 5: ML パイプラインの自動化とオーケストレーション
セクション 6: ML ソリューションのモニタリング、最適化、メンテナンス
私が受験した体験から言うとGoogle CloudにおけるML(Machine Learning)関連サービスだけではなく、一般的なMachine Learningの知識やTensorFlowについて問われる試験となっています。詳細は試験ガイドを参照してください。
受験方法
- 試験時間: 2時間
- オンライン監視によるリモート受験、またはテストセンターでの受験(私はテストセンターで受験しました。)
- 言語:英語(今のところ日本語には対応していないようです)
CBTで多肢選択式の問題を解いていくのですが、1問あたり約2分程度になります。また、現在のところ英語のみしか対応していないので、その点は注意する必要があります。
受験のきっかけ・目的
Google Cloud Certified Professional Cloud ArchitectやGoogle Cloud Certified Professional Data Engineerには既に合格しており、Google CloudにおいてMachine Learning関連の業務を行なっているため、Professional Machine Learning Engineerを受験しようと考えました。
学習方法
まず、試験範囲を学習するため、以下のコースのVideo Courseを購入して受講しました。またPractice Testsも購入しました。(合計で約50USD。ディスカウントがありました。)
このWhizlabs教材は英語の教材です。他にもCourseraで以下のコースがあるのですが、9つのコースがあり、全てを完了するのに長い時間がかかると思いましたので、Whizlabsのコースを利用することとしました。
私はJDLA(日本ディープラーニング協会)のE資格やTensorFlowデベロッパー認定資格、Google Cloud Certified Professional Data Engineerに合格しているのと、機械学習の知識を持っており、また業務でもGoogle Cloudを利用していたため、時間数の少ないコンパクトにまとまったWhizlabsのVideo Courseでも問題ありませんでした。
模擬試験問題(Practice Tests)については上述したWhizlabsのPractice Testsと以下のUdemyの問題集を購入して解きました。
この問題集も英語です。定価は6,600円でしたが、私はセールの時に1,500円で購入しました。ブラックフライデーのセールのときは、1,200円でしたのでセールのタイミングを狙えば安く購入できると思います。
WhizlabsとUdemyの問題集をそれぞれ2回解いたら準備は充分だと思います。
結果
合格
所感
試験時間は2時間ですが、1時間15分程度経過したところで全ての問題を一通り解き終えました。試験問題と選択肢は全て英語ですが難しい文章はなく、機械学習(Machine Learning)における専門用語を覚えておけば特に問題ないと思います。あと、公式の試験ガイドにも記載されているとおり、TensorFlowの知識も要求されますので、TensorFlowについても対策をしておけば万全だと思います。
個人的には、英語が特に苦手でなく、Google CloudでMachine Learning関連のサービスを業務で利用している人にはお勧めできる資格だと思います。