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fukuoka.ex Elixir/PhoenixAdvent Calendar 2019

Day 11

よわよわな新卒が運営する勉強会の開催までの経緯と得られた知見

Last updated at Posted at 2019-12-10

fukuoka.ex アドベントカレンダー2019

fukuoka.exを始め広くElixir界で活動されていらっしゃる
piacereさんより、ご招待頂きまして、こちらのアドベントカレンダーに参加させて頂きました

私、OKB(岡部)も少なからずElixirのコミュニティに参加しており、東海地方(基本、愛知県)を中心に__清流elixir__というElixirのコミュニティを運営しており、勉強会を開催しています

2019年3月22日に第1回目を開催しまして、今月の11月28日の勉強会の開催を合わせて合計15回の勉強会を開催したことになりました。ペースとしては隔週程度で毎回、テーマを決めてElixirに関する何かしらに取り組んでいます
IMG_0528.jpg

しかしながら、私自身は本年より社会人となったばかりの新卒のエンジニアです。技術レベルも大したことはありません。情報系の学部の出身ではありませんし、この業界に関わり始めてまだ1年半程度です
そんな人間が__なぜ勉強会を主催しているのか(しかもElixirで)__という話と、__勉強会は気軽に始められるよ__という話を記事にしました。勉強会を始めてみたい方の参考になればと思います

勉強会のイメージ

エンジニアが開催する勉強会には割と強い先入観があって__「強いエンジニアが強い人たち、もしくは今日関心がある素養がある人たちを集める、もしくは参加して行うもの」__というイメージがあります。自身、同じことを思ったことがありますし、現地にいる人は強い人ばかり。また学生に「勉強会ってどういうイメージ」と聞いてみても、同じような回答が返ってきます、
つまりは勉強会ってのは参加していいのか分からない、もしくは開催してもいいのか分からないというよく分からないものだというのが一般的なイメージだということです。

このイメージが勉強会というものを取っ付きにくくしている訳ですね

では、なぜ開催するのか

先ほどの話からすると、私は勉強会を開催するにふさわしい人間かというと__NO__だと思います。全く、強いエンジニアでないですし、特別なキャリアや優れた学歴があるわけでもありません。では、なぜ開催するのか。理由は4つあります。

理由①: 1人で学習すると挫折する

どんな学習に関しても言える事ですが、いかにしてモチベーションを維持するかということが重要です。私は昔から多くのことに興味が分散してしまい、1つの事を集中して継続できたことがほとんどありません。__「今日から、Elixirを新たに学ぶぞ」__というやる気を維持するために、強制的に学習を続けなければいけない状況を作ろうと思ったのです。
なんと、現在こそ、Elixirを学ぶ勉強会を主催しておりますが、第1回開催当時はElixirの事を全く知らない状態でした。今まで学習が続いているのは定期的にある自身の勉強会のおかげです。

理由②: 東海地方でElixirの著名な活動をする方が不在

Elixirは、まだまだ言語としての知名度は日本では決して高くはありません。関東や九州では広く採用され、活力がありますが、東海ではElixirの名を出せば__「そんなマイナー言語をなんでやるの?」__と笑われてしまうのが現状です。従って、東海で積極的にElixirに関する活動をしている方は不在(自分が知らないだけでしたらすみません)であり、自分が先駆者になれるチャンスだと感じました。これはElixirだからこその理由です。

理由③: コミュニティを運営したい

個人的な興味です。コミュニティを運営するという経験をしてみたいという思いが以前からありました。これは高校生の時に吹奏楽部に所属しており、パートリーダーを担当して

  • 人をまとめることの難しさ
  • 音楽という比喩が難しい技術を指導すること

というような素晴らしい経験をしたことが影響しているのかもしれません。また、地元である岐阜にすげー技術を持ち帰るという最終目標のためにも、この目標を掲げています。

理由④ 弱いエンジニアが開催する勉強会があってもいいじゃん

率直に言うと、勉強会の先入観をぶち壊してやろうと思いました。弱いエンジニアが、しかもElixirの事を全く知らない状態から勉強会を開催して、運営することが出来るのかというチャンレンジでした。清流elixirのコンセプトは__「共にゼロから学ぶ」__というものです。上手くいかなければ、弱いエンジニアが勉強会をしても意味がない、多少なりとも運営が出来るのなら弱いエンジニアが勉強会を開催してもいいという事例が出来上がります。

合計15回、勉強会を開催して得られたこと

ここまでは開催するまでに考えた事を中心に話しました。次に勉強会を主催して得られたもの(知見や、感想、能力など)を順に話していきます。

知らないことを知れる & 調べる癖がつく

勉強会を開催するという立場上、知らないことが多すぎると参加していただく方に都度、説明して頂くことになったり、相手に失礼になってしまうことがあります。それに参加者の方に「この人、大したことないし、次から参加するのやめようかな」と思われてしまう要因にもなり得ます。私自身、まだまだ未熟ですが、勉強会当日に分からなかった単語や、概念は可能な限り、調べて自身のブログを通じてアウトプットするように心がけています。

知らないことを認める。マウントを取られても問題ないという心構え

勉強会を開催していれば、色んな方と話す機会もあって、当然、知らないことを指摘されたり、質問されることもあります。そんな時は見栄を貼らずに素直に__「分からないので教えて頂けませんか?」__と言い、知らない、分からないということを認めてしまう方が楽です。無理に対抗したりすると逆に粗を突かれて、逆に面倒なことになったりします。
強いエンジニアを前にすると知らないことがあるのが恥ずかしいと思ってしまいますが、変なプライドで対抗するのはオススメしません。説明をしてもらえるように促して勉強させて頂きましょう。

普通に生活していては得られない繋がりが得られる

私はいわゆるweb業界でコードを書いて飯を食べています。言語にもよりますが、勉強会を開催していると本当に多種多様な業界の方とお話する機会を手にすることが出来ます。

  • 現役の学生
  • 組み込み業界のベテランエンジニア
  • OSS活動をするフリーランスの方

など貴重なお話を聞くことが出来ます。さらに最近はリモートの勉強会を開催したり、twitter等で繋がりを広げることでより多くの方と情報を交える機会を得ることが出来ました。

情報発信の重要さに気づく

勉強会を始めた当時から自身のブログを書いていまして、Elixirのインプットの内容や勉強会の内容やレポートをブログにまとめていました。結果として、このレポートの記事などを見て頂くことが出来て、名前を広めることが出来ましたし、情報をまとめてアウトプットすることで非常に勉強になります。Rubyの作者である「まつもとゆきひろ」さんもインタビューでおっしゃっていましたが、「インプットは多くの方が出来るが、アウトプットが出来る人は少ない」という言葉を胸にアウトプットをブログを中心に積極的に行なっています。

まとめ

どうでしたかでしょうか。少しでも、これから勉強会を始めてみたい方、何から始めていいのか分からないという方の参考になれば光栄です。現在も、清流elixirは愛知県(名古屋付近)で基本的に隔週で勉強会を開催しています。東海地方でもあってもElixirをやってみたい、興味があるという方はぜひ参加して頂ければと思います。いきなり参加は...という方のためにリモート(Zoom)での枠も用意していますので、ぜひ覗いてみて下さい。

清流elixir

引用

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