はじめに
Ethereumのネットワークに参加するための一つの方法は、Gethを使用することです。Gethは、Goで書かれたEthereumの実装であり、コマンドラインインターフェースを提供します。この記事では、Gethのインストール方法と基本的な使用方法について説明します。
必要な環境
- OS: Linux, MacOS, Windows (今回はLinuxをベースに説明します)
- Go 1.16以上(Gethをビルドするため)
Gethのインストール
- 最初に、最新の安定版のGethをGitHubからクローンします。
git clone https://github.com/ethereum/go-ethereum.git
cd go-ethereum
- 次に、Gethをビルドします。ビルドが完了するとbuild/binディレクトリに実行可能ファイルが作成されます。
make geth
- Gethをグローバルにアクセスできるようにします。
sudo mv build/bin/geth /usr/local/bin/
以上でGethのインストールが完了しました。
Gethの使い方
メインネットでの起動
以下のコマンドでGethを起動し、Ethereumのメインネットに接続します。
geth
テストネットでの起動
以下のコマンドでGethを起動し、Ethereumのテストネット(Ropsten)に接続します。
geth --ropsten
コンソールモードでの起動
以下のコマンドでGethを起動し、コンソールモードで操作します。
geth console
まとめ
GethはEthereumのメインネットやテストネットに接続するための重要なツールです。インストールや起動の基本的な手順を理解したら、Ethereumのワールドをより深く探求するためのステップを踏み出すことができます。
これがGethのインストールと基本的な使用方法の解説記事です。この記事が皆さんのEthereum学習に役立つことを願っています。
次回は、Gethの詳細な使用方法と、スマートコントラクトのデプロイ方法について解説します。