はじめに
Office365のテナント間コラボレーションについて調べたので項目ごとに少しずつまとめたいと思います。
サービス管理者とグローバル閲覧者の権限しか持ってない人間が書くので間違っている部分もあるかもしれませんが、その場合はご指摘ください。
テナントAからテナントBを招待して、テナントAの環境を利用してもらうときに、それぞれのサービスでどのような設定をして共有ができるようになるのかをまとめます。
今回は予定表共有について記載します。
シナリオ
以下4つのシナリオが考えられますが、今回は最も一般的であろう1について記載します。(参考リンク)
1. 別のOffice365テナントと共有
2. 社内のオンプレExchangeサーバーに共有
3. テナント外の一般ユーザーに共有
4. 社内のオンプレExchangeサーバーに所属するユーザーと共有
概要
- Exchange Onlineからポリシーを設定します
- 対象のテナントと「Organization relationships(組織上の関係)」を設定します
- 組織上の関係では対象のテナントのドメインの登録を実施します
- 空き時間情報の共有レベルを選びます
- ポリシーの適用範囲を選びます
手順(参考リンク)
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Exchange管理センターを開きます
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「組織」>「共有」に移動します
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「組織上の関係の作成」の「関係のフレンドリ名」ボックスに任意の名称を入力します
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「共有するドメイン」ボックスに対象の組織のドメインを入力します(複数ドメインの登録可)
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「予定表の空き時間情報の共有を有効にする」にチェックを入れます
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空き時間情報の共有レベルを3レベルから選択します(参考リンク)
・ アクセス許可なし(None)
・ 空き時間情報のみ(Availability Only)
・ 空き時間情報、件名、場所(Limited Details) -
共有ポリシーを付与する対象を3パターンから選択します(参考リンク)
・ テナント全体
・ セキュリティグループ(「参照」を押すことにより、一覧から選択)
・ 個人MB(powershellから) -
「保存」して終了です
参考サイト
⭐︎1. Exchange Online での共有
⭐︎2 Exchange Online で組織の関係を作成する
⭐︎3 Exchange Online での組織の関係
⭐︎4 Exchange Online での共有ポリシー
投稿予定
- AzureAD
- SharePointサイトとドキュメント
- Office365グループ招待
- 予定表共有
- Teamsゲスト招待
- Skypeチャット