目的
Cloud LaTeX(https://cloudlatex.io) 上でbibtexを使って楽に参考文献を追加する方法をまとめる。
今回は情報処理学会のフォーマットで作成する。
もし別の学会に提出する際はbstを変更するだけでよい。
必要なファイルをDLする
http://www.ipsj.or.jp/journal/submit/style.html
必要なのは2ファイルだけ
-
bibsample.bib
参考文献のサンプルDB -
ipsjunsrt.bst
ipsj用のbibスタイルファイル
cloud latexにファイルをアップロードする
こんな感じになるはず
texに必要なプリアンプルを記述する
texの最初の方の(何も変えてなければ10行目)\documentclass[]{}
の次の行に
\bibliographystyle{ipsjunsrt.bst}
を
\end{document}
の前の行に
\bibliography{bibsample.bib}
追記する。
ここのファイル名を独自のものに変更できる(後述)
.bibの中身
@book{okumura,
author = "奥村 晴彦",
yomi = "Haruhiko Okudera",
title = "{\LaTeX} 美文書作成入門",
publisher = "技術評論社",
year = 1991}
@article{article1,
author = "桜井 貴文",
yomi = "Sakurai, Takafumi",
title = "直観主義論理と型理論",
journal = "情報処理",
volume = 30,
number = 6,
pages = "626--634",
year = 1989}
@article{article3,
author = "Ssss Itoh and Nnnn Goto",
title = "An Adaptive Noiseless Coding for Sources with Big
Alphabet Size",
journal = "Trans. IEICE",
volume = "E74",
number = 9,
pages = "2495--2503",
year = 1991,
month = sep}
こんなのが延々続いてる
それぞれに情報入れるだけ
@book{okumura,
のokamuraや
@article{article1,
のarticle1
など{
の直後の単語でtex内から呼び出す.
実際にtexで参照する
\cite{bibの単語名}
で引用できる.
上付き文字にしたい場合
{$^{\cite{bibの単語名}}$}
例:
bibtex{$^{\cite{article3}}$}によると
結果:
冒頭に書いた.bstファイルが自動的に学会用に整形してくれます.
これであなたはフォーマットに頭を悩ますことから開放されました!
自分でbibファイルを作成する
ファイル名は英語にしてください
(Cloud latex上の問題です)
https://cloudlatex.io/help#use_bibtex
なお、Cloud LaTeX のデフォルトエンジンである platex の仕様と文字コードの関係にて、bibファイル名に日本語等マルチバイト文字を使用した場合に bibtex を利用できない症状を確認しています
例:
ref.bib
中身はbibsample.bibを参考に書くと良いでしょう.
すべてのコマンドのリストは以下で参照してください.
https://ja.wikipedia.org/wiki/BibTeX
また、プリアンプルのファイル名を変えるのを忘れないように!
\bibliography{ref.bib}
これであなたのbibファイルが利用できるようになりました!
おまけ(参考文献テンプレート)
本
@book{total,
author = "",
yomi = "",
title = "",
publisher = "",
year = }
論文
@article{article1,
author = "",
yomi = "",
title = "",
journal = "",
volume = ,
number = ,
pages = "0--99",
year = }
Google Scholar,IEEEとかACMではBibtexがDLできる
皆様の論文執筆が捗ることを願っております!