Javaプログラム実行時に、コマンドライン引数を指定する方法です。
指定の手順
ターミナルでJava
- Javaのソースコードのファイルを作成
- ターミナルでそのファイル先まで移動する
- Javaファイルをコンパイルする
- 引数を与えてJavaの実行
1 ~ 3に関しては今回は割愛します。
コマンドライン引数
クラス名の後に続ける引数のことを「起動パラメータ」や「コマンドライン引数」と呼びます。
コマンドライン引数は以下のような特徴を持ちます。
- スペースで区切って複数指定可能
- コマンドライン引数はオプションなので省略可能
- 指定されたデータはString配列オブジェクトに格納される
- mainメソッドの引数に渡される
指定方法
コマンドライン引数の指定は以下です。
java ファイル名 引数1, 引数2, 引数3...
サンプルコード・挙動の確認1
Main.javaにこのようなプログラムを組みました。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("引数0" + args[0] + " 引数1" + args[1] + " 引数2" + args[2]);
}
}
ターミナル上で以下の引数を与えて実行
java Main パンダ うさぎ コアラ
指定されたデータはString配列オブジェクトに格納され、mainメソッドの引数である配列型変数argsを使って参照することができます。
引数0パンダ 引数1うさぎ 引数2コアラ
サンプルコード・挙動の確認2
for文で配列内の値を出力するのもやってみます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
for (int i = 0; i < args.length; i++) {
//配列内の値をすべて取得
System.out.println(args[i]);
}
}
}
java Main パンダ うさぎ コアラ
パンダ
うさぎ
コアラ
まとめ
仕組みがわかればあつかは普段の配列変数と変わりませんが、Silver試験ではややそこにひっかけ問題が絡んでくるようなので注意が必要かもしれません。
参考文献・記事
【Java入門】Javaをコマンドで動かす方法まとめ(引数なし・あり) | 侍エンジニア塾ブログ(Samurai Blog) - プログラミング入門者向けサイト