【タイトル】JSP準備と実行
「JSP プロジェクトの作成からHello Worldを出力するまで」の手順を書きました。
【説明】
JavaにはJSPという技術が存在します。形式はHTMLに似ているのですが、JSPを用いることで以下のような要件に対応することが可能です。
- 画面のformから入力した値が適切か判定
- 入力値を適切な値にフォーマットして出力
現場で目にすることも多い書き方なので、まずはJSPを使うための準備から始めましょう。
JSPを用いた開発の準備〜プロジェクト〜
eclipseを用いてJSPを使用する準備をしていきます。
まずは下準備として、JSPを用いた開発に必要なプロジェクトを作成します。
jsp・HTML・CSS・imgといったフロント資材はこの「WebContent」フォルダ内へ配置していきます。
以下の手順を踏むことで、JSPを用いた開発に必要なプロジェクトが作成されます。
- 「パッケージ・エクスプローラー」 を右クリック→ 「新規」 ->「 プロジェクト...」 を選択
- 「Web 」->「 動的Webプロジェクト」 を選択して 「次へ」> をクリック
- 「プロジェクト名」、「ターゲット・ランタイム」を入力して「完了」をクリック
上記手順を踏むことで、JSPを用いた開発に必要なプロジェクトが作成されます。
JSPを用いた開発の準備〜JSPファイル〜
次に、作成したプロジェクトの中 jspファイル を作成します。
以下の手順で、「WebContent」内にJSPファイルが作成されます。
- 「パッケージ・エクスプローラー」配下の「WebContent」フォルダを選択
- 「新規(W)」>「その他(O)...」を選択
- 「Web」下の「JSPファイル」を選択
- 「ファイル名(M)」→「次へ(N)」をクリック
- 「新規 JSPファイル(html)」を選択→「完了(F)」をクリック
- テンプレート形式を選択する場合は上記画面で「次へ」をクリック
- 特に形式の指定が無ければデフォルト(新規JSPファイル(html))で「完了」
- 現場で形式の指定がある場合は、適切な形式を選択して「完了」
HTMLファイルと非常によく似ていますが、下記が作成されたソースコードです。
【作成されたJSPファイル】
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8"
pageEncoding="UTF-8"%>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Insert title here</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
【JSPの実行】 「Hello World!」を出力する
実際に作成したJSPファイルを実行します。
「Hello World!」が出力されるように記述します。
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8"
pageEncoding="UTF-8"%>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Insert title here</title>
</head>
<body>
<h1>Hello World!!</h1>
</body>
</html>
- 「パッケージ・エクスプローラー」を選択→「実行(R)」>「サーバーで実行」をクリック
- サーバーのタイプを選択して「次へ(N)>」をクリック
- ※ サーバーのタイプは、動的Webプロジェクトを作成する際、ターゲット・ランタイム選択したもの(TomCat8等)と同じにする
- 「構成済み(C):」にプロジェクトが追加されていることを確認
- 「完了(F)」をクリック
- 動的Webプロジェクトが実行され、JSPファイルの内容が出力される
ブラウザ上で以下のように入力すれば、同様の画面を確認できます。
※ プロジェクトをサーバーで実行した状態からURLを叩かないと何も表示されないので注意。
ブラウザでURL http://localhost:8080/HTMLページやJSPページなどを指定/