この記事は Product Manager Advent Calendar 2016 の14日目の記事です。
私が新規サイト立ち上げをやったときの話をベースに書きたいと思います。
直近でメディアサイト立ち上げという案件をやったのですが、
その時にエンジニアとPMを兼務していたのでその時感じたメリット/デメリットについて書きたいと思います。
前提
ここでいうPMとは?
→A. エンジニアとデザイン以外のことをだいたいすべてやる人
メリット
新技術を導入しやすい
エンジニアとPMが別でいて、PMが事業責任を持っていて、エンジニアがアーキテクチャや採用技術の責任をもっている場合、
何かしらの調整が必要なことが多く、技術チャレンジはほどほどになってしまう事が多い気がします。
技術側も事業的責任を取りづらいから技術的挑戦はほどほどにしたりする気がしています。
二つの責任を同じ人が持っている場合は、結局のところ自分の責任なので、積極的にチャレンジする事ができます。
あと、そうした方が得です。
新規の案件は特に、考慮しきれない問題は後から発生しうるものなので、
どうせ問題起こるなら触りたい技術触っとくべきだったという後悔はつきものです。
やりたいこととやるべきことのバランスをとりやすい
例えば下記のような感じ。ちょうど良いところを探す調整が楽でした。
「新しい技術を触ってもスピードを落とさないためにWordpressを管理ツールとして導入する」のような選択がしやすかったです。
- やりたいこと
- AWS(今までAzure)
- node.js(今までC#)
- Serverless(今まではサーバー)
- やるべきこと
- スピード重視
- コンテンツ管理のしやすさ
- SEO対策
デメリット
エンジニアリングに割く時間が限られる歯痒さ
本当はいろいろ検証したいし、調査したいけど、PM業に追われて半分くらいのリソースしかエンジニアリングに割けないってことがありました。
→専任のエンジニアと協力してノウハウの共有などである程度緩和するしかなかったです。
また、午前はPM業、午後も少しPM業、午後の後半と残業はエンジニア。みたいな形で効率を良くすることで少しは改善されました。
バランスの取り方がやや技術よりになりがち
これは経験とかにも依るだろうし、人それぞれかもしれないけれど、
どうしてもエンジニアとしての自分もある場合は、エンジニアリング的に面白そうな事に手を出したくなってしまいがちです。
→基本的には絶対的なやることの量を減らして、時間を確保するしかないと思っています。
あとは、事業目線でのアドバイザーを確保して活用することで、今の最優先を見直す時間を取るとかでしょうか。
まとめ
今回は経験をもとに書きましたが、
そもそもエンジニアとPMを両立するのが正解なのかはわかりません。
ただ、両立するとしても、いろいろな工夫をすれば意外と効率良く運ぶこともあるなと感じた次第です。
誰かの参考になれば幸いです。