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Amazon SageMaker エンドポイント用のサーバーレスフロントエンドを構築する(開発環境: Cloud9版)

Last updated at Posted at 2019-02-01

はじめに

本記事はAmazon SageMaker エンドポイント用のサーバーレスフロントエンドを構築するを一部変更して実施したものです。

変更内容は、開発環境をEC2からCloud9に変えた事です。

リージョンは「バージニア北部(us-east-1)」でお願いします。

ゴール

機械学習を使って、Sepal Length(がく片の長さ)、Sepal Width(がく片の幅)、Petal Length(花びらの長さ)、Petal Width(花びらの幅)の値からアヤメの品種(Setosa, Versicolor, Virginica)を特定するWebアプリの構築。

iris.PNG

SageMaker - モデル作成~エンドポイント作成

コンソールのTOPページからSageMakerの画面に移動。

モデルの作成

左側のメニューの中の「モデル」をクリックして、「モデルの作成」をクリック。
sagemaker-01.png

「モデル名」にdecision-treesを入力して、IAM ロールは「新しいロールの作成」を選択して、下図設定に合わせて「ロールの作成」をクリック。
sagemaker-02.png

下図画面の様になります。(IAMロール名は若干違いあり)
sagemaker-03.png

そのまま下にスクロールして、「コンテナの定義1」に下記内容を入力して「モデルの作成」をクリック。

  • 推論コードイメージの場所: 305705277353.dkr.ecr.us-east-1.amazonaws.com/decision-trees-sample:latest
  • アーティファクトの場所 - オプション: s3://aws-machine-learning-blog/artifacts/decision-trees/model.tar.gz

エンドポイント設定の作成

左側のメニューの中の「エンドポイント設定」をクリックして、「エンドポイント設定の作成」をクリック。
sagemaker-04.png

「エンドポイント設定名」にdecision-treesを入力して、「モデルの追加」をクリック。
sagemaker-05.png

decision-treesを選択して、「保存」をクリック。
sagemaker-06.png

元の画面に戻ったら下にスクロールして「エンドポイント設定の作成」をクリック。

エンドポイントの作成

左側のメニューの中の「エンドポイント」をクリックして、「エンドポイントの作成」をクリック。
sagemaker-07.png

エンドポイントの設定を下記の通りに入力して、「エンドポイント設定の選択」をクリック。

  • エンドポイント名: decision-trees
  • エンドポイント設定のアタッチ: 既存のエンドポイント設定の使用
  • エンドポイント設定: decision-trees

sagemaker-08.png

「新しいエンドポイントの設定」が表示されるので内容を確認して、「エンドポイントの作成」をクリック。
sagemaker-09.png

IAM - Credentials(AdministratorAccess)の取得

Cloud9のターミナルでCLIによる操作を実行するための権限を持ったユーザーを作成。

アクセスキーIDとシークレットアクセスキーの取得

コンソールのTOPページからIAMの画面に移動。

左のメニューから「ユーザー」をクリックして、「ユーザーを追加」をクリック。
iam-02.PNG

任意のユーザー名(画面はadmin)を入力して、「アクセスの種類」-「プログラムによるアクセス」にチェックをいれて「次のステップ: アクセス権限」をクリック。
iam-03.PNG

「既存のポリシーを直接アタッチ」をクリックして、「AdministratorAccess」にチェックをつけて「次のステップ: タグ」をクリック。
iam-04.PNG

何も入力せずに「次のステップ: 確認」をクリック。

設定内容を確認して「ユーザーの作成」をクリック。

アクセスキーIDとシークレットアクセスキーをメモして「閉じる」をクリック。(注. シークレットアクセスキーは後で確認できません)

iam-05.PNG

Cloud9

開発環境を構築。

Cloud9の環境構築・設定

コンソールのTOPページからCloud9の画面に移動して、「Create Envionment」をクリック。
cloud9-00.PNG

任意の名前(画面はjaws-ug-ehime20)を入力
cloud9-01.PNG

デフォルトのまま「Next Step」をクリック
cloud9-02.PNG

確認画面が出るので、内容を確認して「Create Environment」をクリック
cloud9-03.PNG

画面右上の「Preferences(歯車のアイコン)」をクリックして、Preferences画面が出現したら、「Python Support」をクリックして、「Python Version」をPython 3に変更。
cloud9-04.PNG

画面下のコンソール画面から呼び出すpythonを3系に変更

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行。

alias python=python36
alias pip=pip-3.6

cloud9-05.PNG

リージョンを設定
「AWS SETTINGS」をクリックして、「AWS Region」をSageMakerのエンドポイントのリージョンに合わせる
cloud9-06.PNG

Chaliceのセットアップ

Chaliceとは: AWS Lambda & API Gatewayを使ったPythonサーバーレスフレームワーク
Chaliceのメリット:ソースコードを解析して、必要なポリシーを特定、作成・更新・削除を自動的に行ってくれる。

Chaliceのインストール・設定

ChaliceとAWS SDK for Python (Boto3) をインストール

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行

sudo pip install chalice boto3

アプリケーションのリージョンをモデルと同じリージョンにする為とアクセス権限を設定する為に、次のコマンドで環境変数を設定

<YOUR_ACCESS_KEY><YOUR_SECRET_ACCESS_KEY>には「AdministratorAccess - Credentialsの取得」でメモした、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーをそれぞれ入力

export AWS_ACCESS_KEY_ID=<YOUR_ACCESS_KEY>
export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=<YOUR_SECRET_ACCESS_KEY>
export AWS_DEFAULT_REGION=us-east-1

サンプルアプリケーションデータの作成

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行。

wget https://s3.amazonaws.com/aws-machine-learning-blog/artifacts/decision-trees/decision-trees.tgz

取得した圧縮データを解凍。

tar xzvf decision-trees.tgz --warning=no-unknown-keyword

プロジェクトフォルダに移動。

cd decision-trees

サンプルアプリケーションのデプロイ

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行。

chalice deploy

chalice deleteで削除可能

デプロイ後に表示される「Rest API URL」をメモしておくこと。

HTMLユーザーインターフェースの作成

ユーザーがSageMakerを使用するためのHTMLフォームを作成。

Webサイトホスティング用のS3バケットの作成

画面下のコンソール画面で下記コマンド(<bucket name>は任意の値を入力。)を実行。

aws s3api create-bucket --bucket <bucket name> --region us-east-1
aws s3 website s3://<bucket name>/ --index-document index.html --error-document error.html

index.htmlファイルの作成

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行。

wget https://s3.amazonaws.com/aws-machine-learning-blog/artifacts/decision-trees/index.html

<your rest api URL>にはデプロイしたときに記録したURLを入力(index.html内の<your rest api URL>を置換しているだけ)

sed -i s@CHALICE_ENDPOINT@<your rest api URL>@g index.html

S3にアップロード

画面下のコンソール画面で下記コマンドを実行。

aws s3 cp index.html s3://<bucket name>/index.html --grants read=uri=http://acs.amazonaws.com/groups/global/AllUsers

機械学習アプリを使ってみる

http://<bucket_name>.s3.amazonaws.com/index.htmlにアクセスすると、冒頭のゴールで記載した通りの4項目が表示されるので、適当な値を入力して、「Submit」ボタンをクリック。
app-01.PNG

アヤメの品種が表示されたら完成です!
app-02.PNG

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