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Laravelでのテストについてまとめてみた②(応用編) *確認問題つき

Last updated at Posted at 2023-05-24

はじめに

前回の記事では、Laravelでのテストの基本的な概念とPHPUnitを使用したテストの書き方について紹介しました。今回は、さらに応用的なテストテクニックとベストプラクティスについて探っていきます。これらのテクニックを活用することで、より効果的なテストの実施と品質保証が可能になります。

さいごに簡単な確認問題を用意しています。
この記事がもしよければ、内容の確認として是非お試しください!

テストデータの準備(UserFactory)

テストは、現実的なデータや状況を想定して実行することが重要です。そのためには、テストデータの準備が欠かせません。Laravelでは、ファクトリやシーダーを使ってテストデータを簡単に生成することができます。これにより、実際の環境に近いデータを使用してテストを行うことができます。ここではUserモデルの ファクトリ Userファクトリ を例に説明していきます。

UserFactory.php
// ユーザーファクトリの例
use App\Models\User;
use Illuminate\Database\Eloquent\Factories\Factory;

class UserFactory extends Factory
{
    protected $model = User::class;

    public function definition()
    {
        return [
            'name' => $this->faker->name,
            'email' => $this->faker->unique()->safeEmail,
            'password' => bcrypt('password'),
            // その他の属性
        ];
    }
}

// テストの中でファクトリを使用してユーザーを作成する例
public function testExample()
{
    $user = User::factory()->create();

    // テストコード
}

モックとスタブ

テストでは、アプリケーションの一部の依存関係をモックやスタブに置き換えることで、テストの速度や信頼性を向上させることができます。モックやスタブを使用することで、外部のリソースやAPI呼び出し、データベース操作などをシミュレートすることができます。

// モックの例
public function testExample()
{
    $mock = Mockery::mock(SomeClass::class);
    $mock->shouldReceive('methodName')->once()->andReturn('mocked result');

    // モックを注入してテストするコード
}

// スタブの例
public function testExample()
{
    $stub = Stub::make(SomeClass::class, ['methodName' => 'stubbed result']);

    // スタブを注入してテストするコード
}

テストの自動化と継続的インテグレーション

テストの自動化と継続的インテグレーション(CI)の導入は、品質保証のために非常に重要です。Laravelでは、以下のツールやサービスを使用してテストの自動化とCIの設定を行うことができます。

Laravel Dusk

Laravel Duskは、ブラウザベースのテストを自動化するためのツールです。ブラウザ上でのユーザーの操作や画面遷移をシミュレートし、統合テストを行うことができます。Duskを使用することで、JavaScriptのテストやUIの確認なども自動化することができます。

Laravel Forge

Laravel Forgeは、Laravelアプリケーションのデプロイやサーバー管理を簡単に行うためのサービスです。Forgeを使用することで、継続的インテグレーション(CI)ツールとの連携やデプロイパイプラインの設定が容易になります。

GitHub Actions

GitHub Actionsは、GitHub上での継続的インテグレーションとデプロイメントを行うためのツールです。LaravelプロジェクトをGitHubにホスティングしている場合、GitHub Actionsを使用してテストの自動化やデプロイパイプラインを構築することができます。

これらのツールやサービスを組み合わせることで、テストの自動化と継続的インテグレーションを実現することができます。コードの変更があった場合に自動的にテストを実行し、品質の維持と早期バグの発見を促進することができます。

まとめ

Laravelでのテストについての応用テクニックと継続的インテグレーションの導入方法について紹介しました。テストデータの準備やモック、スタブの活用、さらにテストの自動化とCIの導入について学びました。

これらのテクニックを適用することで、より効果的なテストを実施し、アプリケーションの品質を向上させることができます。また、継続的な品質保証と素早いバグ修正を実現するために、テストの自動化とCIの導入を検討してみてください。

さいごに

簡単な確認問題を用意しました。
この記事がもしよければ、内容の確認として是非お試しください!

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