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RubyKaigi2016参加者向け直前情報

Last updated at Posted at 2016-09-07

みなさんこんにちは。RubyKaigi 2016 Organizerの一人の高橋征義です。

さて、明日9月8日〜10日の3日間、いよいよRubyKaigi 2016が開催されます。例によって日本語のアナウンスを補足するべく(すみません)、RubyKaigi 2016について京都行きの新幹線の中でこれを書いています(が、書ききれなかったのでホテルで追記しています)。

細かい諸注意

RubyKaigi 2016に参加するにあたって、忘れられそうな細かい点について、最後に書くと読み飛ばされそうな気もするので最初に書いておきます。

会場について

今年の会場は国立京都国際会館です。何やら仰々しい名前の会場ですが、実際すごい級の会場です。東京は会場がやたら高いけど東京以外ならもうちょっとリーズナブルな価格帯になるのでは……と思っていた時期もありましたが、ぜんぜんそんなことはありませんでしたね。京都の格の違いを思い知らされております。それはさておき、本当に素晴らしい会場なので期待も膨らみます。

そんな会場だけあって、最寄り駅も「国際会館駅」というそのまんまの名前の駅になっております。ただし、駅から会場の近くまでは通路があるものの、いくつか建物があるので間違いやすいかもしれません。RubyKaigiで使うのは「本館」の会議場のある方で、「アネックスホール」や「イベントホール」ではありません。ご注意ください。

ちなみに使うホールはここの地図の「大会議場」と「Room D」になります。また後述の通り「Room 157」もスポンサーブースとして、また「宴会場さくら」も懇親会等で使います。それ以外の部屋では他のイベントが開催されていることがあるかもしれないのでご注意ください。

お昼ごはんがあります

今年は3日間お弁当があります。

先述のように良い会場だけあって、お弁当の価格も良い感じで、正直なところ学生料金で参加される方ならお弁当代だけで元が取れるのでは……と思わないでもないですが、参加者の方は気にせずお召し上がりください。

それにつけてもこんな価格設計でも開催できるのは本当にスポンサーのみなさまのおかげです。いつもありがとうございます。

スポンサーブースがあります

そんなスポンサーさんとお会いできるチャンスということで、今年はスポンサーブースをご用意させていただきました。メインのホールの少し先の部屋の「Room 157」で、コーヒーとお菓子も用意されております。一息つきながらスポンサーさんとお話ししていただけるとありがたいです。

Partyとその他のイベントのご案内

今年は初日の夜にRubyKaigi 2016 Official Partyがありますが、こちらは有料になっております。これにはいろいろ議論があったのですが、結論から言うとイベント自体の参加費を下げることで懇親会に参加できない人の出費を抑える形になった感じです。

さらに最終日のRubyKaigi終了後、After Partyを開催することになりました。こちらは本編から漏れてしまったLTも開催する予定です。

また、公式のParty以外にもイベントがあります。

【ドリンクアップ at Ruby Kaigi 2016】by Agileware Inc.

9/9に開催するアジャイルウェアさんのDrink Upです。こちらは参加者多数で締め切ってしまいました。すみません。

RubyKaigi 2016 Drinkup by Misoca

同じく9/9のMisocaさんのDrink Upですが、こちらも満員で締め切り済みです。すみません。

RubyKaraoke at RubyKaigi 2016

そしてその後、9/9の22時からRubyKaraokeが開催されます。こちらは現在キャンセル待ちですが、「申込状況によってはスケール可能かもしれません。」とのことです。

RubyKaigi 5k 2016

RubyKaigiなので5km走ろう、というヘルシーな企画です。こちらは参加人数に上限はないので、走りたい方はふるってご参加ください。

iOSアップデートにご注意ください

なんとKaigi直前にiOSのアップデートがあるそうです。以前のRubyKaigiでも同様のことがありまして、

  • 勝手に始まるiOSのダウンロードで下りの流量が増える
  • 勝手に始まるiCouldの同期で上りの流量が増える

という厳しい状態になってネットワークがつらかったことがありました。Kaigiが終わるまでiOSのアップデートはしないでください…とは言えませんが、アップデートされる方は会場の帯域を使わないよう、あらかじめもろもろ済ませてから会場のネットワークをご利用ください。

基調講演について

トークのそれぞれについて詳しくご紹介したいのですが、今年も全部はちょっと無理そうなので、基調講演のスピーカーだけでも紹介させてください。

Yukihiro "Matz" Matsumoto

Matz

初日の最初のセッションは、まつもと ゆきひろさんの基調講演です。まつもとさんが京都国際会館で話されるのは2000年に開催されたPerl/Ruby Conference以来ではないかと思います(違ったらごめんなさい)。

RubyKaigi 2016での基調講演は、やはりみんな気になるRuby 3.0の話、しかもTypingについてだそうです。期待しましょう。

Justin Searls

Justin

金曜日の基調講演は、Justin Searlsです。

JustinはTest Double社のプログラマでもありますが、さまざまなカンファレンスで愉快な(といっても準備に手間暇かけてそうな)話をされるpublic speaker業でも有名です。

もったいないことにJustinは日本ではあまり知られてないように思われるのですが、実は以前関西に住まれていたことがあって、関西弁は私より達者なんじゃないか思うほどで、京都での RubyKaigiの基調講演にはぴったりの方です。

Justinはテストの話が多い印象があるのですが、RubyKaigiでの基調講演は「Fearlessly Refactoring Legacy Ruby」というお題で、レガシーコードとの取り組みの話だそうです。楽しみですね。

NARUSE, Yui

nalsh

最終日最後のセッションでもある最後の基調講演は、Rubyコミッターであり、nkfのメンテナーでもある成瀬ゆいさんです。

成瀬さんと言えば最近はTreasure Dataでの活躍も聞きますが、個人的にはnkfでマイナーな文字コード(エンコーディング)をサポートするのに尽力されているえらい人、という印象もあって、守備範囲の広さが印象的な方です。

成瀬さんの基調講演は、「Dive into CRuby」というタイトルで、CRubyの開発に参加する方法についての話だそうです。CRubyについて一言言いたい方も、単にCRubyを使ってるだけの方もぜひご期待ください。

丸善RubyKaigi店・サイン会

今年はあの丸善京都本店さんがRubyKaigiに出張販売でお越しいただくことになりました。
丸善さんではRubyやRubyistに関する書籍や、微妙に関係がなさそうでありそうな書籍を販売する予定なのと、サイン会を開催する予定です。

サイン会については以下の4冊が対象になっています。

  • Sandi Metz著、髙山泰基訳『オブジェクト指向設計実践ガイド~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方』(技術評論社)

Sandi Metzの『Practical Object-Oriented Design in Ruby』がついに翻訳されました。RubyでOOPするならこの一冊と言われていた書籍です。訳者の高山さんに来ていただいております。

  • リンダ・リウカス作, 鳥井雪訳『ルビィのぼうけん』(翔泳社)

おなじみリンダの『Hello Ruby』の翻訳です。RubyKaigiに来て興味のある人ならもう買ってるかもしれませんが、せっかくなので鳥井さんのサインをもらうべくこの機会にもう一冊どうぞ。

  • Dave Thomas著、笹田耕一・鳥井雪共訳『プログラミングElixir』(オーム社)

Rubyではないですが関わっているのはRubyistばかりという不思議な一冊です。ささださん鳥井さんにサインしていただくことになりました。

  • 高橋征義・後藤裕蔵著、まつもとゆきひろ監修『たのしいRuby 第5版』(SBクリエイティブ)

手前味噌かつちょっと刊行から時間がたってしまいましたが、第5版もサイン会をさせていただくことになりました。ゆうぞうさんは参加されないとのことなので、高橋とまつもとさんが並んでいる予定です。

おわりに

毎年RubyKaigiが開催できるのは本当にみなさまのおかげです。参加される予定の方はどうぞ楽しんでいただければうれしいです。

なお、Rubyは気になるけどRubyKaigiには参加できない、という方向けには、先日開催されたLLoTで最近のRubyについて紹介した記事があります(イベントでもqiitaのプレゼン機能を使わせていただきました。便利ですね!)。RubyKaigiの動画やスライド等も随時ネットで公開されていくかと思いますが、それまではこちらを御覧ください。

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