前置き

本番環境でも使えるが、今回は開発用Ubuntu 22.04LTS（デスクトップ）で仮想マシンを構築する方法を記載します。
なぜ仮想マシンが必要かというと、理由は「壊れても作り直せばいいから」「間違っても元に戻せるから」などがあげられます。
とりあえず、今回は、サクッと構築する方法を記述していきます。

※ターミナルを使います。

構築環境

記事を書いたPCの環境です。

項目	スペック
OS	Ubuntu 22.04LTS (Desktop)
CPU	4Core
Memory	16GB
Storage	512MB

それでは、さっそくDockerをインストールしてみましょう。

1. パッケージをアップデートする

パッケージをアップデートして最新版にしておきます。

$ sudo apt update -y
$ sudo apt upgrade -y

Dockerをインストールします

さっそくDockerをインストールします。
イントール手順は以下のとおりです。

$ sudo apt install lsb-release ca-certificates apt-transport-https software-properties-common -y
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg
$ echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
$ sudo apt update -y
$ sudo apt install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin docker-compose

もうこれでDockerのインストールが完了です。

sudoなしでDockerコマンドを利用できるようにする。

$ sudo groupadd docker
$ sudo gpasswd -a $USER docker
$ sudo systemctl restart docker

これでsudoなしでDockerコマンドが利用できるようになったので早速試してみましょう。

docker docker-compose インストールの確認

$ docker -v
Docker version 20.10.17, build 100c701

$ docker-compose
docker-compose version 1.29.2, build unknown

バージョンが表示されればOKです。
では早速、最新のUbuntuOSをDocker上にインストールしてみましょう。

docker-composeを使って最新のUbuntuOSをDocker上にインストールする

ここでは任意の場所にディレクトリを作成します。

$ mkdir ~/temp && cd ~/temp
$ touch docker-compose.yml
$ vim docker-compose.yml

docker-compose.ymlを以下のとおりにします。（シンプル構成）

docker-compose.yml

version: '3'
services:
  ubuntu:
    image: ubuntu:latest
    tty: true

docker-composeを利用して最新のUbuntuをDocker上で動かす

さあ、いよいよDocker上でUbuntuを動かします。

$ docker-compose up -d

たったこれだけです。しばらく待ちます。

docker上でUbuntuが動いているか確認してログインする

docker ps
CONTAINER ID   IMAGE           COMMAND   CREATED         STATUS         PORTS     NAMES
4b671926c5cd   ubuntu:latest   "bash"    5 minutes ago   Up 5 minutes             docker_ubuntu_1

一つ仮想マシンが動いていますね！大成功
それでは、仮想マシンにログインしてみます。上記、CONTAINER IDをコピーして以下コマンドを実行します。

docker exec -it 4b671926c5cd /bin/bash
root@4b671926c5cd:/#

rootでログインできました！それではパッケージをアップデートしてみましょう。

root@4b671926c5cd:/# apt update -y && apt upgrade -y

「exit」でコンテナの外にでることができます。

仮想マシンを停止する

ずっと仮想マシンを動かしているわけにはいきませんね。それでは、仮想マシンを止めてみます。

$ docker-compose stop

Docker仮想マシンを全て消去する

マシンのリソースを消費することがあるので、消去することも必要になってきます。
抹消方法を紹介しておきます。

$ docker-compose down
$ docker system prune -f -a

以上です。