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NJCAdvent Calendar 2018

Day 16

最新のVR技術

Last updated at Posted at 2018-12-15

#はじめに
今回、VR業界で注目されている最新のVR技術について記事をまとめてみました。
この記事を見て、VRに興味を持つキッカケになればと思います。

まずVRについてご説明します。
VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)とは
現物・実物(オリジナル)ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系。

引用:Wikipedia

簡単に言うと、コンピュータで作ったもう一つの世界に存在するかの様な感覚を体験できる技術のことをいいます。

VRが活躍している業界は様々です。
ゲーム、動画、映画、広告、旅行、ファッション、ショッピング、インテリア、不動産、教育、医療、介護、自動車、宇宙産業

VRが最も活用されているゲーム、動画といった娯楽ばかりではなく、これだけ多くの業界で活躍しています。

VRには多様な活用方法、無限の可能性があります。
これから先VRによって今後、各業界でどのように発展し進化を遂げるのか、今回紹介させていただく、最新VR技術はこれからの時代を先取る序章となることでしょう。


触覚に訴えかけるVR

視覚、聴覚に訴えることによって仮想空間を作り出すVRですが、最新技術ではそこに触覚が加わります。
これまでのVRは聴覚、視覚に関してはリアルに感じることができましたが、触覚についてはまだまだ追いついていないのが現状です。
映像として楽しむためにはそれで十分ですが、より仮想空間に迫るためにはよりリアルを追求する必要があります。

今回紹介するVRは、ゲーム内の物体の硬さ、質感、形状、といった”触覚”を限りなく近く再現することができます。
HaptXという会社が開発した、グローブ型コントローラー__「HaptX Gloves」__

ビデオが開けなかった場合に表示されるテキスト
引用元
https://www.youtube.com/watch?v=2C2_kbjtjRU

VR空間において、目の前に現れた物体や動物に触れても、従来のコントローラーではその質感や重さを感じることはできません。しかし「HaptX Gloves」を装着すれば、仮想空間に存在するオブジェクトの形状、質感、重さ、及び動きを感じ取ることができます。
「HaptX Gloves」には、130個のマイクロ流体アクチュエータが含まれており、ユーザーの皮膚に押し付けて、実際の物体に触れたときと同じような触覚を得ることができます

動画を見てみると雨粒や草木の微細な触覚のフィードバック、手の上で動く動物の重さ、動きを感じることができるみたいです。
これまでのVRでは体験し得ない感覚を得ることができ、より一層リアル臨場感や没頭感を味わうことができそうです。

引用
Haptx
https://haptx.com/mixing-realities-behind-the-scenes-of-our-haptx-gloves-trailer/

高解像度VR

従来のVRは1.5K、4Kが主流でしたが、最新技術では8Kの高解像度・視野角200度のVRが可能となりました。
中国のヘッドセットメーカーPimax Technology社が開発する__「PIMAX 8K VR」__は、8Kレベルの高画質、人間の視野角に近い200度の水平視野で遥かに高い視野を持ちます。

ビデオが開けなかった場合に表示されるテキスト
引用元
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=_NNoa6GLhKg

上記では8Kレベルの画質でのVRが可能とありますが、実際に8Kの映像を見ているわけではありません。
このVRの解像度は2×3,840×2,160pixelなので実際には片目がそれぞれ4K画質になっていて、両目合わせて4K×2=8Kとなっています。

8K映像を直接再生できるわけではないですが、「Brainwarp」というソフトウェア技術を使用して、1秒間に150/180回の時間で1つのディスプレイに4Kイメージをレンダリングします。これにより、フレームレート150〜180fpsで8K映像を見ていると認識することができます。

8Kの超高精細な映像は奥行きのある映像、立体感を再現することができ、さらに視野角を人間に近い角度にすることによって実際にその場にいる臨場感や没頭感を得ることができるでしょう。これによってVRに違和感を感じる人や、近くで映像を見ているだけと思う人でもVRの世界を楽しむことができると思います。

引用
Pimax Technology
https://pimaxvr.com/
Pimax’s answer
https://www.kickstarter.com/projects/pimax8kvr/pimax-the-worlds-first-8k-vr-headset


VRを使ってのコミュニケーション

最後にご紹介するのは、__「VRChat」__です。
まず「VRChat」とはなにか?というと、
ネットワーク上で多人数でコミュニケーションが取れるソーシャルVRサービスです。
ボイスチャットを行いながらVRができるようなもので、これまでのコミュニケーションツールとは一風変わったものになります。

ビデオが開けなかった場合に表示されるテキスト
引用元
https://www.youtube.com/watch?time_continue=17&v=6tX_hf2vzew

これまでのコミュニケーションツールは、一対一やグループ内でコミュニケーションをするといったものでしたが、このVRChatはまるで休日に街に繰り出したかのような感覚を得ることができます。
人が多くいる場所にいけば、多くの人が会話をしており、それは何らかの集まりではなく、ただ同じように街にいるだけなのです。
新しい出会いを見つけることもできれば、周りの人とお祭りのように騒ぎ回ることもできます。限りなく自由に行動することができ、その他にもさまざまな機能があります。
ユーザーが作ったキャラクターを読み込んで、自分のアバターとして使うことができ、
自分の好きなワールドを作成したり、簡単なゲームを作ったりすることができます。

VRChatのようなVRを通してのコミュニケーションが一般化することで、テレビ会議やWeb面接などを、実際に目の前に存在するかのような感覚で行うことができるでしょう。

引用
VRChat
https://www.vrchat.net/

いかがでしたでしょうか。VRでどんなことができるのか、どのような進化を遂げているか、その一端を掴むことができたでしょうか。
VRは遠い存在ではなく、近い未来多くの人が当たり前のように使っている時代がくるかもしれません。

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