はじめに
ChatGPTの登場によって、世界は大きく変化しました。
それは、今まで私たちが俗にいう「AI」というものに関して抱いていた偏見を、文字通り根底から覆したと言っても過言ではありません。
質問を投げ掛ければ、自然な言葉で返してくれます。
TypeScript
でコードを書くように指示を出せば、その通りの自然な関数や自然なロジックを作成してくれます。おそらくこの流れは止まらないでしょう。
GPT-4の登場
さて、この記事を投稿した前日。それは2023年3月15日の深夜のこと。
GPT-4が発表されました。
GPT-4についての詳しい解説は、こちらの記事と清水亮さんの動画を見ていただけると幸いです。
ts-chatgptにてGPT-4をサポート
ChatGPT APIが公式に公開されたことをきっかけに、僕はts-chatgpt
というライブラリの開発に着手しました。
その時の内容についてはこちらの記事をご参照ください。
昨日までにサポートしていたモデルとしては以下のモデルとなります。
Model | Description | Available |
---|---|---|
gpt-3.5-turbo-0301 |
The default model. | ✅ |
gpt-3.5-turbo |
- | ✅ |
そして今回、GPT-4
が新たにts-chatgpt
を通して使えるようになりました!
Model | Description | Available |
---|---|---|
gpt-4 |
GPT-4 is the latest and most powerful model. | ✅ |
使い方は以前と変わりません。prompt()
を呼び出す際に、model
としてgpt-4
を指定してください。
import { prompt } from "ts-chatgpt";
const response = await prompt({
model: "gpt-4",
messages: [
{
role: "user",
content:
"In the style of Nicholas Sparks, please summarize the following introductory You are limited to 140 characters. 'I love Android and I develop applications using Kotlin and Jetpack Compose.'",
},
],
});
GPT-4をモデルとして指定する場合の注意点
ただし、注意点がひとつだけあります。
現在GPT-4
はベータ版かつアーリーアクセスとなっており、限られた人にしかアクセス権が配られておりません。そのため、ChatGPT APIが使える状況であったとしても、gpt-4
を指定するとエラーが発生する場合があります。
gpt-4
を使いたい開発者の方は、こちらのwaitlistから申請いただくことをお勧めします。
まとめ
GPT-3の登場時にも私たちはワッと驚かされました。
しかし、今回のGPT-4の登場は世界中の開発者がより驚愕している事象だと考えています。
この記事が投稿沙汰2023年3月16日のTwitterのタイムラインは、GPT-4の話題で持ちきりです。
ChatGPTを使ったアプリケーションを開発する際に、ぜひts-chatgpt
を使っていただけると幸いです。そしてそのアプリケーションが世界をワッと驚かせる日を楽しみにしております。