Terraformとは
Terraformはインフラの構築・変更、バージョン管理を安全かつ効率的に行うためのインフラストラクチャ定義ツールです。
HashiCorp社のOSSでTerraformを使うことで以下のことが実現できるとあります。
- インフラのコード化
- コードベースで管理することにより、インフラのバージョン管理が可能
- コード化することでシェアしたり、再利用しやすくなる
公式ドキュメントにはユースケース等も含めていろいろ詳しく書かれています。
今回は公式サイトの手順に従って以下の環境にTerraformをインストールしたので、手順を紹介します。
環境
Ubuntu 16.04.6 LTS
Terraform v0.12.7
Terraformのインストール
公式サイトにインストール手順が動画で紹介されているのでこちらに従ってインストールを進めていきます。
インストール手順
公式サイトのダウンロードページからインストールするOSに合わせたダウンロードURLをコピーして、wgetでダウンロードします。
$ wget https://releases.hashicorp.com/terraform/0.12.7/terraform_0.12.7_linux_amd64.zip
ダウンロードしたzipファイルを解凍します
$ unzip terraform_0.12.7_linux_amd64.zip
作業ディレクトリに解凍したフォルダを移動
$ mkdir downloads
$ mv terraform downloads
~/.profile
を編集して、末尾にPATHを追加する。
export PATH="$PATH:~/downloads"
設定したPATHを有効にする
$ source ~/.profile
以下のコマンドを実行してバージョンが表示されればインストールは完了
$ terraform --version
公式サイトの動画の手順通りに実行したら簡単にインストールできました。
tfenvのインストール
合わせてTerraformのバージョンマネージャのtfenvをインストールします。このツールを利用することで、Terraformのバージョンを簡単に切り替えることができます。
githubのリポジトリにインストール手順が載っているので、こちらに従ってインストールを進めます。
インストール手順
ソースコードをクローンする
$ git clone https://github.com/tfutils/tfenv.git ~/.tfenv
~/.profile
のPATHに~/.tfenv/bin
を追加する。
export PATH="$PATH:$HOME/.tfenv/bin"
設定したPATHを有効にする
$ source ~/.profile
以下のコマンドを実行してバージョンが表示されればインストールは完了
$ tfenv --version
これでUbuntuでTerraformを使う環境が整いました。