はじめに
この記事はHoudini Advent Calendar 2020 9日目の記事です。
12月9日が次女の1歳の誕生日なので記念に投稿してみようと意気込んでいたのですが遅れに遅れてしまいまい申し訳ございません。
Houdiniに関してQiitaに投稿するのは初めてです。
サードパーティのレンダリングエンジンを使っている時でも下記のようにHoudini GLで表示されるためのTipsです。
お題
僕はレンダリングにはRedshift
を使っていますが、下記のように通常のマテリアルの設定ではSolaris
(Stage)のViewで描写の早いHoudiniGL
を選択しているとテクスチャーなどが張られた状態でプレビューできません。勿論Redshift
を選択すれば表示されますが、いくらGPUを使って早いとは言えViewを動かしたり、なにか作業するたびに再レンダリングされるので、作業中はHoudiniGL
で確認したいものです。
解決前のView
Material Libraryの中身
Nodeの全体像
解決方法
Material Library
でKarma
の設定も行い(今回はPrincipled Shader
の追加と各種テクスチャの設定)、Collectノード
でまとめ上げると、Solaris
のViewを動かしているUSD Hydra
エンジンののRender Delegate
という機能を使って、Karma
のレンダリングが出来るのと同時にHoudiniGL
による素早い表示が可能となります。HoudiniGL
の設定をするとKarma
でのレンダリングも付いてくる!みたいな感じです。(同様に、Arnold
などのレンダリングエンジンも追加できます)
設定後のMaterial Libraryの中身
設定後のMaterial Libraryの設定
Material VOP
にはCollect
ノードを指定します。
HoudiniGL
でもテクスチャなどが表示されるようになりました
さいごに
Nvidia
のOmniverse
の出現をきっかけにUSD
というかSolaris
を本格的に使おうと勉強中です。今後のSolarisに関する情報を発信していけたらと思っています。
元々Houdiniのカメラやライトの管理方法が嫌いだったのでSolaris
は自分に合っています。
Hipファイル要望があるようでしたら公開しますが、多分この内容に興味がある方は上記のノードの画像でお分かりになるかと思います。
より詳細な内容はこちらをご覧ください。元ネタ動画