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SolarisでRedshiftなどのサードパーティのレンダリングエンジンを使っている時でもHoudini GLで素早くViewに表示させる方法。

Last updated at Posted at 2020-12-30

はじめに

この記事はHoudini Advent Calendar 2020 9日目の記事です。

12月9日が次女の1歳の誕生日なので記念に投稿してみようと意気込んでいたのですが遅れに遅れてしまいまい申し訳ございません。
Houdiniに関してQiitaに投稿するのは初めてです。
サードパーティのレンダリングエンジンを使っている時でも下記のようにHoudini GLで表示されるためのTipsです。
ezgif.com-gif-maker (2).gif

お題

僕はレンダリングにはRedshiftを使っていますが、下記のように通常のマテリアルの設定ではSolaris(Stage)のViewで描写の早いHoudiniGLを選択しているとテクスチャーなどが張られた状態でプレビューできません。勿論Redshiftを選択すれば表示されますが、いくらGPUを使って早いとは言えViewを動かしたり、なにか作業するたびに再レンダリングされるので、作業中はHoudiniGLで確認したいものです。

解決前のView

flatview.jpg

Material Libraryの中身

redshift_material.png

Nodeの全体像

node.png

解決方法

Material LibraryKarmaの設定も行い(今回はPrincipled Shaderの追加と各種テクスチャの設定)、Collectノードでまとめ上げると、SolarisのViewを動かしているUSD HydraエンジンののRender Delegateという機能を使って、Karmaのレンダリングが出来るのと同時にHoudiniGLによる素早い表示が可能となります。HoudiniGLの設定をするとKarmaでのレンダリングも付いてくる!みたいな感じです。(同様に、Arnoldなどのレンダリングエンジンも追加できます)

設定後のMaterial Libraryの中身

collect.png

設定後のMaterial Libraryの設定

Material VOPにはCollectノードを指定します。
property.png

HoudiniGLでもテクスチャなどが表示されるようになりました

View.png

さいごに

NvidiaOmniverseの出現をきっかけにUSDというかSolarisを本格的に使おうと勉強中です。今後のSolarisに関する情報を発信していけたらと思っています。
元々Houdiniのカメラやライトの管理方法が嫌いだったのでSolarisは自分に合っています。
Hipファイル要望があるようでしたら公開しますが、多分この内容に興味がある方は上記のノードの画像でお分かりになるかと思います。
より詳細な内容はこちらをご覧ください。元ネタ動画

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