LoginSignup
7
10

More than 3 years have passed since last update.

ARCoreをUnity で開発(2.Unity 2019でサンプルを動かす)

Posted at

環境を新しいバージョンにアップデートしたら・・・

ARCore SDKも新しいバージョン 1.8がリリースされていたので、
Unityのバージョンアップも兼ねて、久々に環境を新しくしてみたら見事にはまったので、まとめてみました。

カテゴリ 内容
Dev OS Windows 10
ARCore 1.8.0
Unity 2019.1.0f2
Device Glaxy S8(Android 9.0.0)

Unity 2019のインストール

主な変更点(Unity 2017との違い)

  • Andorid SDK、NDKの導入がUnity Hubからダウンロードできるようになった。
    以前は、Android Studio環境を導入して、SDK、NDKのパスを指定していたのでとてもラクチンになりました

手順

  1. Unity Hubの「Installs」タブを選択し、「Unity 2019.1.0f2」のDownloadボタンをクリック
    image.png

  2. 「Android Build Support」と 「Android SDK & NDK Tools」にチェックをつける
    image.png

  3. 日本語で表示したい時は、Language packsで「日本語」もチェック
    image.png

  4. Nextをクリックして、インストールを実行

ARCore SDK 1.8 のサンプルを導入してみよう

主な変更点(ARCore SDK 1.8からの違い)

  • パッケージマネージャーから「Multiplayer HLAPI」、「XR Legacy Input Helpers」を導入する手順が増えた CloudAnchors、Instant Previewで必要とのことですが、CloudAnchorsを使わない場合でも必要なので導入します。
  • Project Settingsの「Graphics APIs」から「Vulkan」を削除する。(これをしないと、実機ではアプリが動きませんでした)

手順

  1. ツールバー「ウィンドウ」から、「Package Manager」を開く

  2. 「Multiplayer HLAPI」を選んで、Install
    image.png

  3. 次に「XR Legacy Input Helpers」を選んで、Install
    image.png

  4. ツールバー「アセット」を選んで、「パッケージをインポート」から「カスタムパッケージ」を選び、”arcore-unity-sdk-v1.8.0.unitypackage”をインポート
    image.png

  5. ARCoreのHelloARサンプルのSceneをダブルクリックし、ヒエラルキーに導入
    Assets/GoogleARCore/Examples/HelloAR/Scenes/HelloAR
    image.png

  6. 「シーンを追加」を押し「HelloAR」が選択されていることを確認する
    image.png

  7. ツールバーの「ファイル」から「ビルド設定」を開き、プラットフォームで「Android」を選択し「Switch Platform」を押す。
    image.png

  8. 「プレイヤー設定」をクリックし、上部にある「企業名」や「プロダクト名」を変更する

    image.png

  9. 「その他の設定」設定

    • 「パッケージ名」を変更
    • 「最低APIレベル」と「ターゲットAPIレベル」を「Android 9.0 (API Level 28)」を選択する
      ※本当は 「Android 7 (API Level 28)」 を選びたいが、UnityHubからSDKをインストールした場合の追加方法が分からないので9.0を選択しました。(現在、対応方法を検索中・・・)
      image.png
  10. 「XR セッティング」設定

    • 「ARCore サポート」をEnableにする
      image.png
      ※ ここで表示される警告の対応をしないと、実機起動させた場合に画面が真っ白で動作しませんした
  11. 上記警告の対応の為に、「その他の設定」に戻り、「Graphics APIs」から「Vulkan」を削除
    image.png

  12. これでビルドして実行を行えば、いつものドロイドのサンプルが動きます

ARCore 1.8 + Unity 2019 環境作成のまとめ

「ARCore サポート」の警告を見落としていて、いろいろ試行錯誤して時間を使ってしまいました。
これでやっと新しい環境で、ARCoreアプリの開発が続けられます!

7
10
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
10