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ARCoreをUnity で開発(2.Unity 2019でサンプルを動かす)

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環境を新しいバージョンにアップデートしたら・・・

ARCore SDKも新しいバージョン 1.8がリリースされていたので、
Unityのバージョンアップも兼ねて、久々に環境を新しくしてみたら見事にはまったので、まとめてみました。

カテゴリ 内容
Dev OS Windows 10
ARCore 1.8.0
Unity 2019.1.0f2
Device Glaxy S8(Android 9.0.0)

Unity 2019のインストール

主な変更点(Unity 2017との違い)

  • Andorid SDK、NDKの導入がUnity Hubからダウンロードできるようになった。
    以前は、Android Studio環境を導入して、SDK、NDKのパスを指定していたのでとてもラクチンになりました

手順

  1. Unity Hubの「Installs」タブを選択し、「Unity 2019.1.0f2」のDownloadボタンをクリック
    image.png

  2. 「Android Build Support」と 「Android SDK & NDK Tools」にチェックをつける
    image.png

  3. 日本語で表示したい時は、Language packsで「日本語」もチェック
    image.png

  4. Nextをクリックして、インストールを実行

ARCore SDK 1.8 のサンプルを導入してみよう

主な変更点(ARCore SDK 1.8からの違い)

  • パッケージマネージャーから「Multiplayer HLAPI」、「XR Legacy Input Helpers」を導入する手順が増えた
    CloudAnchors、Instant Previewで必要とのことですが、CloudAnchorsを使わない場合でも必要なので導入します。
  • Project Settingsの「Graphics APIs」から「Vulkan」を削除する。(これをしないと、実機ではアプリが動きませんでした)

手順

  1. ツールバー「ウィンドウ」から、「Package Manager」を開く

  2. 「Multiplayer HLAPI」を選んで、Install
    image.png

  3. 次に「XR Legacy Input Helpers」を選んで、Install
    image.png

  4. ツールバー「アセット」を選んで、「パッケージをインポート」から「カスタムパッケージ」を選び、”arcore-unity-sdk-v1.8.0.unitypackage”をインポート
    image.png

  5. ARCoreのHelloARサンプルのSceneをダブルクリックし、ヒエラルキーに導入
    Assets/GoogleARCore/Examples/HelloAR/Scenes/HelloAR
    image.png

  6. 「シーンを追加」を押し「HelloAR」が選択されていることを確認する
    image.png

  7. ツールバーの「ファイル」から「ビルド設定」を開き、プラットフォームで「Android」を選択し「Switch Platform」を押す。
    image.png

  8. 「プレイヤー設定」をクリックし、上部にある「企業名」や「プロダクト名」を変更する
    image.png

  9. 「その他の設定」設定

  • 「パッケージ名」を変更
  • 「最低APIレベル」と「ターゲットAPIレベル」を「Android 9.0 (API Level 28)」を選択する
    ※本当は 「Android 7 (API Level 28)」 を選びたいが、UnityHubからSDKをインストールした場合の追加方法が分からないので9.0を選択しました。(現在、対応方法を検索中・・・)
    image.png
  1. 「XR セッティング」設定
  • 「ARCore サポート」をEnableにする
    image.png
    ※ ここで表示される警告の対応をしないと、実機起動させた場合に画面が真っ白で動作しませんした
  1. 上記警告の対応の為に、「その他の設定」に戻り、「Graphics APIs」から「Vulkan」を削除
    image.png

  2. これでビルドして実行を行えば、いつものドロイドのサンプルが動きます

ARCore 1.8 + Unity 2019 環境作成のまとめ

「ARCore サポート」の警告を見落としていて、いろいろ試行錯誤して時間を使ってしまいました。
これでやっと新しい環境で、ARCoreアプリの開発が続けられます!

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