Sublime Text3 + Pandocの相性がよく、文書作成がはかどる今日この頃です。
Sublime TextでPandocと連携するプラグインはいくつか試したのですが、変換だけなら、比較的自由に設定できるPandocプラグインがよさそうに思います。
なおMarkdownのプレビューにはリアルタイムでHTML変換をプレビューできるMarkmonプラグインがおすすめです。PDF変換は時間がかかるため、個人的には、編集中はMarkmonでプレビューし、PDF出力を確認したくなったらPandocプラグインで変換という手順をとっています。
以下、Pandocプラグインの使い方を紹介します。
まずPackage ControlプラグインからPandocプラグインをインストールします。
Packageコントロールの設定が終わっていれば、Ctrl+Shift+p
からPackage Control: Install Package
を選択し、Pandocプラグインを選ぶだけです。
インストールが終わるとCtrl+Shift+p
でパレットからPandocを選択できるようになります。
PDF出力のカスタマイズ
ただしデフォルトのPDF出力は日本語の扱いに弱いので、少々カスタマイズします。
なお、ltjsarticleクラスはmicrotypeパッケージと相性が悪く、クラスファイルを差し替えてやる必要があります。
これについては以下を参照ください。
以下では、myltjsarticle.clsを/User/takada/.pandoc/myltjsarticle.clsに保存し、これを変換に使用しています。
Preference > Package Settings > Pandoc > Settings - User
を選択し、以下のような内容をユーザー設定として追加します。パスの設定は各自の環境に合わせてください。
{
"user": {
"pandoc-path": "/usr/local/bin/pandoc",
"transformations": {
"PDF(ltjarticle)": {
"scope": {
"text.html": "html",
"text.html.markdown": "markdown"
},
"pandoc-arguments": [
"-t", "pdf",
"--latex-engine=/usr/texbin/lualatex",
"-V", "documentclass=ltjarticle",
]
},
"PDF(ltjsarticle)": {
"scope": {
"text.html": "html",
"text.html.markdown": "markdown"
},
"pandoc-arguments": [
"-t", "pdf",
"--latex-engine=/usr/texbin/lualatex",
"-V", "documentclass=/Users/takada/.pandoc/myltjsarticle",
]
}
}
}
}
以上を追加すると、Pandocプラグインを選択したあと、変換の選択肢にPDF(ltjarticle)とPDF(ltjsarticle)がでてくるようになるので、好きな方を選択すればPDFでプレビューできます。