エンジニアなら一度は考えたことがある「個人開発して、何かを世に出してみたい」という夢。
でも実際にやってみると、これが驚くほど難しい。
- 誰にも催促されないから、つい後回しになる
- 気づけば壮大な構想になり、終わらない開発地獄
- 「これ、本当に誰か使うのかな…?」と自問してモチベが落ちる
普段の仕事ではアウトプットが早い人でも、個人開発となると途中で止まってしまう。そんな経験、ありませんか?
私もこれまでに20個以上のアイデアを形にしようとしては挫折し、中途半端なリポジトリだけがGitHubに並んでいました。
そんな私が、今回初めてMVPを完成させ、リリースすることができました。
昨日リリースしたばかりで、まだユーザーは“自分だけ”ですが、
「まずリリースする」という目標を達成できたことが何より嬉しいです。
この記事では、そんな私がどうやって“リリースまでたどり着けたのか”をまとめてみました。
もし、今あなたが「また途中で止まっちゃうかも…」と思っているなら、きっと何かヒントになるはずです。
「今日リリースしよう」
この意識こそ、個人開発を成功させる上で最も大切なことだと、私は思います。
多くの人は、個人開発を始めるときにアイデアを練り、計画を立ててから開発に入ると思います。けれど、私がたどり着いた答えはシンプルでした。
アイデアを思いついたら、その日か、遅くとも翌日にはリリースするつもりで動く。
もちろん、アイデア自体が大きなものであっても構いません。重要なのは、「まず最初に作るべきコアな部分」を1日で作れる範囲に絞り込むことです。
なぜなら、多くの人は仕事をしながら開発しています。1日で作るつもりでも、実際には他の予定もあり、数日〜1週間かかるのが普通です。
つまり、最初から「3ヶ月かかる計画」を立ててしまうと、実際には半年〜1年以上かかり、やる気も失われてしまうのです。
1日でリリースしようと思ったら、当然ながら機能は絞らなければなりません。でも、その「削ぎ落とし」のプロセスこそが、アイデアの本質を見極める大切な時間だと思います。
何が一番重要か?
どこに価値があるのか?
これを突き詰めて考えると、驚くほどシンプルな形になります。
プログラミング自体は価値を生まないと受け入れよう
― ユーザーに届けることが、個人開発の本質 ―
せっかくの個人開発だから、「仕事で使わない新しい技術にチャレンジしてみよう」と思う方は多いはずです。私もそうでした。
ですが、多くのユーザーにとって、あなたのアプリがReactで書かれていようが、Svelteで作られていようが、正直どうでもいいのです。
気にされるとしたら「なんとなく動作が軽いな」くらい。
つまり、使われて初めて意味を持つのがアプリケーションであって、コード自体には価値がありません。
個人開発でリリースし、ユーザーから反応や収益を得たいのであれば、
「使いたい技術」よりも、速く作れるか・目的に合っているか・実装範囲が適切かを優先して選定すべきです。
❌ よくある落とし穴:技術の勉強が目的化してしまう
新しい技術に触れようとすると、ついドキュメントを読み込み、チュートリアルに没頭してしまいます。
そしていつの間にか、個人開発の本来の目的が「アプリを完成させること」から「技術を学ぶこと」にすり替わってしまうのです。
もちろん新しい技術を学ぶのはとても大切なことですが、個人開発と学習は切り分けて考えるのが現実的です。
「学習のための開発」なら問題ありませんが、リリースやユーザー獲得が目的なら話は別です。
✅ 本当に大事なのは、届けること
もう一つ忘れてはいけないのは、ユーザーがあなたのアプリを見つけてくれることは、ほとんど無いという現実です。
どれだけ良いものを作っても、知られなければ使われません。
個人開発は、アプリケーションの完成度よりも、まずは集客することが大切だと思います。
自分が使いたい × みんなも使いそうなものを作る
個人開発でよくある論争のひとつが、
「自分が作りたいものを作るべきか」
それとも
「市場ニーズがありそうなものを作るべきか」
という問いです。
僕の結論はそのどちらでもなく、「自分が本当に使いたい」かつ「他の人も欲しがりそう」なものを作るのがベスト、という考えに至りました。
☕ 最初のアイデア:コーヒーの記録アプリ
僕はコーヒーが好きなので、当初は「抽出レシピを記録・シェアできるサービス」を作ろうとしていました。
でも途中で、「これって自分以外にも使いたい人、どれくらいいるんだろう…?」と不安になって、開発をやめてしまいました。
✏️ 次のチャレンジ:英語学習アプリ
次に目を向けたのが、英語学習です。
社会人になってから外国籍の同僚と働くことが増え、必死に英語を勉強しました。
オンライン英会話も始めましたが、「知らない人と30分話す」というハードルが思いのほか高く、続きませんでした。
洋画を見たり、海外YouTubeを見たりして、リスニングは上がってきた実感がある。
でも、スピーキング力が伸びてる感じはあまりしない。
瞬間英作文の本も買ったけれど、「これ、いつ使うんだろう?」と思う例文が多く、3冊買って5ページで飽きてしまいました。
💡 たどり着いたのが ChatGPT × 英会話
そんな中、ふと思いついて始めたのが「ChatGPTで英会話の添削をしてもらう」方法です。
- 自分の言いたいことを、今の自分の英語で話す(あるいは書く)
- ChatGPTに送って、自然な英語に直してもらう
- 自分の英語とGPTの英語を見比べて、「ズレ」を修正していく
この方法を繰り返していくうちに、自分の中で英語が明らかに自然になっていく感覚がありました。
スピーキングも、「何となくの英語」から「ちゃんとした英語」に一歩近づけた感じがしたんです。
🚀 だから作った。「英会話添削アプリ」
「このやり方、サービスにできるかも」
そう思って作ったのが、この英会話添削アプリです。
- 自分が本当に使いたい
- そして、過去の自分のように英語中級者として伸び悩む人にも役立つはず
ようやく「使いたい×使われそう」の交差点にたどり着き、MVPまで完成させてリリースできました。
ぜひ使ってみてください!フィードバックもいただけたら飛び跳ねて喜びます!!