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ノーコードでDatabricks SQLダッシュボードを作成する

Last updated at Posted at 2022-03-18

本記事では、Databricksで一行のPythonもSQLも記述することなしにBIダッシュボードを構築する流れを紹介します。

ここで紹介している内容はあくまでサンプルです。実際に業務で活用するには追加の作業、あるいはコーディングが必要となる場合があります。

データへのアクセス

本書では、すでにDatabricks環境にあるサンプルデータを使用します。

  1. Databricksワークスペースにログインし、サイドバーのペルソナスイッチャーからSQLを選択します。Databricks SQLに移動します。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.25.40.png

  2. SQLエンドポイント(Databricks SQLにおける計算資源)が起動していない場合には、サイドメニューからSQLエンドポイントを選択し、SQLエンドポイントを起動します。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.27.08.png

  3. サイドメニューのデータを選択します。データエクスプローラに移動します。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.28.51.png

    SQLエンドポイントが選択されていない場合には、右上で上のステップで起動したSQLエンドポイントを選択します。デフォルトではhive_metastoreが選択されていますが、ここをクリックしてsampleを選択します。これはサンプルデータを格納しているサンプルカタログです。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.29.01.png
    さらにデータベースnytaxiを選択します。このデータベースにはニューヨークのタクシー乗降記録のデータが含まれています。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.29.11.png
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.29.17.png

  4. テーブルtripsを選択します。テーブルのメタデータが表示されます。
    Screen Shot 2022-03-18 at 17.31.35.png

ダッシュボードの作成

通常の手順では、要件に応じてこのテーブルに対してSQLクエリーを定義し、クエリーの結果をどのようにビジュアライズするのか(例:棒グラフ、折れ線グラフなど)を定義しダッシュボードの部品(ビジュアライゼーション)とします。そして、最後に部品を組み合わせてダッシュボードを作成するという流れになります。

よりクイックにダッシュボードを作成したいという場合には、クイックダッシュボードを作成することができます。

画面右上のAction > Create a quick dashboardを選択します。
Screen Shot 2022-03-18 at 17.36.29.png

ダッシュボードに含めるカラムを選択する画面に移動します。
Screen Shot 2022-03-18 at 17.38.17.png

ダッシュボードに含める列のチェックボックスを選択し、Createをクリックします。
Screen Shot 2022-03-18 at 17.40.41.png

ダッシュボードの完成

これだけで、選択した列のデータ方に応じたビジュアライゼーションが追加されたダッシュボードが表示されます。カスタマイズしたい場合には、Databricks SQLのダッシュボードを参考に編集を行ってください。編集を完了をクリックすればダッシュボードの完成です。ここまでの操作はすべてマウスのクリックによるものです。

Screen Shot 2022-03-18 at 17.43.16.png
Screen Shot 2022-03-18 at 17.43.24.png

Databricks SQLを活用することで、シンプルなダッシュボードであればクリックのみの操作で作成することができます。

より機能的なダッシュボードを作成したい場合には、ローコードでDatabricks SQLダッシュボードを作成するをご覧ください。

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