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Databricksの行フィルターを試してみる

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結構心待ちにしていた機能です。

これまでもダイナミックビューで同様のことは実現できていましたが、テーブルに対するビューを定義するので若干取り回しが大変だったのですが、テーブルにフィルターをアタッチする形になるのでフィルターの再利用もしやすくなります。

こちらでは行フィルター(row filter)を試します。

準備

事前にDSというグループを作成しておき、ユーザーAのみを追加しておきます。

対象のテーブルはtargetとします。以下のようにpickup_zipなどの郵便番号が含まれているテーブルです。ちなみにこちらはNYのタクシーの乗降記録です。
Screenshot 2023-09-13 at 10.56.05.png

Sharedクラスターを作成して起動します。シングルユーザークラスターでは本機能は動作しません。

ユーザーAの作業

USE main.default;

行フィルターの関数を定義します。このフィルターは、テーブルにアクセスするユーザーがグループDSに所属している場合には前レコードを返却しますが、そうではない場合にはzipコードが10153のレコードのみを返却します。

CREATE FUNCTION zip_filter(zip STRING)
RETURN IF(IS_ACCOUNT_GROUP_MEMBER('DS'), true, zip='10153');

カタログエクスプローラで関数を確認することができます。
Screenshot 2023-09-13 at 10.57.42.png

テーブルにフィルターを適用します。

ALTER TABLE target SET ROW FILTER zip_filter ON (pickup_zip);

なお、フィルター適用されているかどうかを確認するにはテーブルにDESCRIBE EXTENDEDを実行します。

DESCRIBE EXTENDED target;

Row filterにどのテーブルのどの列にどのフィルターが適用されているのかが表示されます。
Screenshot 2023-09-13 at 11.07.58.png

テーブルtargetにクエリーを発行するとすべてのレコードが返却されます。
Screenshot 2023-09-13 at 11.11.06.png

ユーザーBの作業

ユーザーBはグループDSには属していません。

SELECT * FROM target;

行フィルターが動作して、pickup_zip10153のレコードしか返却されなくなっています。
Screenshot 2023-09-13 at 10.56.05.png

次は列マスク(column mask)を試してみます。

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