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COVID-19への迅速な対応による感染拡大の抑制 (Databricksユースケース)

Last updated at Posted at 2021-04-27

Customer Story: Indiana University Health - Databricksの翻訳です。

業種: ヘルスケア
ソリューション: 住民向けヘルスサービス
技術的ユースケース: データ投入、ETL、データ分析、機械学習
要約:

  • 7日間で30以上のレポートとダッシュボードを構築

COVID-19の世界的影響により、この医療危機の状況においては、リアルタイムかつインテリジェントにインサイトを大規模医療機関に提供することは非常に重要になっています。Indiana University Healthは、Databricksのレイクハウスプラットフォームを活用いただくことで、データチームが7日間で迅速にセルフサービスのオファリングを構築し、データのサイロ化とレガシーなインフラストラクチャの課題を打破することができました。データドリブンのインサイトを活用することで、今や彼らは病院のオペレーションを改善し、COVID-19の感染爆発との戦闘を効果的に進めています。

定期的に進化するデータジャーニー

Indiana University Healthは、インディアナ州にある18の病院から構成される州最大の病院ネットワークであり、34,000人の従業員で約百万人の住人にサービスを提供しています。2000年代初頭においては、他の企業と同様に、連携していない複数のデータベースやサーバー、基幹データウェアハウスを用いて、大量のデータを取り扱っていました。

技術の進展と、データがビジネスに大きく寄与するようになるに従い、真のエンタープライズ規模のデータウェアハウスを実現するプラットフォームの導入と、Indiana University Healthの収集する情報をより一層活用すると言う意思決定を行いました。

「我々はMicrosoftの分析プラットフォームシステムを使っていました」と、Indiana University Healthの情報システムVPであるTony Pastorinoは振り返ります。「これを用いて、大規模なデータウェアハウスを構築して、分析のために必要なデータを整備するプロセスをスタートしました。データ整備に必要なスキルを蓄えていました。そして、データから得られるビジネス上、医療的な知見を得ていました。」

これは明らかに以前の状態からステップアップしたと言えますが、全てをオンプレミスで実現していたため、スケールアップできない等、多くの課題に直面していました。2019年にはKenSciとのパートナーシップを通じて、Indiana University Healthは、Microsoft Azure Cloudへの移行を決定し、データの真のポテンシャルを解放し始めました。

クラウドにおけるデータの集約が無限の可能性を提供します

現在では、Indiana University Healthは、DatabricksのレイクハウスプラットフォームとAzure Cloudを活用することで、構造化データ、非構造化データ両方を含む全ての種類のデータを分析することが可能となっています。Delta Lakeを用いることで、医療データが後段の分析ワークロード、特にBIや機械学習で活用できるように、医療データを投入、統合することが可能になりました。

「データとレポートのアセットをMicrosoft Azure Cloudにアップロードしてしまえば、無限の計算資源、無限のストレージ、最新のツールをすぐに利用することができます。」、Tonyは説明します。このレベルのスケールによって、Indiana University Healthでセルフサービスのコンポーネントを提供できるようになり、最終的には、集中化されたビジネスインテリジェンスハブにいる250人以上のアナリストをサポートすることになりました。

「Databricksが無かったら、一度に多くのアナリストとSMEをサポートすることは不可能でした」、彼は付け加えます。「Databricksによって、大規模データの整備が可能になり、それらのデータに対して、アナリストが他のデータとJOINしたり、有意義な示唆を得るの必要なBIを実施できるようになりました。」

Delta Lakeを介して統合されたデータによって、Indiana University Healthは機械学習と先進的な分析の世界に足を踏み入れました。今となっては、地域医療を改善するために、滞在期間、患者の移動経路、ベッドの空き状況などの鍵となるメトリクスを用いて予測を行う機械学習モデルを構築することが可能となっています。

リアルタイムデータでCOVID-19と戦う

COVID-19が直撃した際、Indiana University Healthは、これまで予測できなかったニーズに対して迅速に対応できるようになっていました。Tonyと彼のデータチームは、組織全体にまたがる分析を統合し、これを経営層のリーダーシップに連携することで、彼らが注目すべき視点でデータに光を当てることが可能になりました。彼らは7日間で、30のレポートから構成されるダッシュボードを立ち上げ、彼らはこれをCOVID-19指令センターと呼んでいます。

「Databricksが経営層に提供するデータインサイトが無ければ、このCOVID-19の波を乗り切ることは絶対に無理でした」、Tonyは説明します。「インサイトは非常に難しい決断を迫るケースがありますが、何をすべきか、いつすべきかを知ることで、最終的にはこのパンデミックを生き残ることを助けてくれています。」

実際のところ、Indiana University HealthはDatabricksの提供するケイパビリティによって大きく変化しています。今彼らば、COVID-19の向こう、次のパンデミックや健康に関する災害に備えるために、エグゼクティブレベルの人材を異なる部門から招集した内部グループを立ち上げています。

「我々は、あらゆることに対して備えておきたいと考えています。そして、のDatabricksが提供する日々の業務のためのダッシュボードによって、それが可能だと考えています。」

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