こちらのアップデートです。SKUごとの単価がわかるようになりました。
Pricing system table is now available (Public Preview)
システムテーブルに、SKUのコストの時間変化を監視できるプライシングテーブル (
system.billing.list_prices
)が追加されました。Pricing system table referenceをご覧ください。
システムテーブルの有効化
curl -v -X PUT -u <DatabricksアカウントオーナーID>:<パスワード> "https://<ワークスペースURL>/api/2.0/unity-catalog/metastores/<メタストアID>/systemschemas/billing" | jq
注意
過去にbillingを有効化している場合、system.billing.list_prices
にアクセスしても権限不足のメッセージが表示される場合があります。その場合には、一度billingを無効化し、再度有効化してください。
curl -v -X DELETE -u <DatabricksアカウントオーナーID>:<パスワード> "https://<ワークスペースURL>/api/2.0/unity-catalog/metastores/<メタストアID>/systemschemas/billing" | jq
Pricingシステムテーブルへのアクセス
カタログエクスプローラsystem.billing.list_prices
が表示されます。
テーブルのスキーマ
カラム名 | データ型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
price_start_time |
timestamp | この金額が有効になった時刻 | 2023-01-01T09:59:59.999Z |
price_end_time |
timestamp | この金額が有効で無くなった時刻 | 2023-01-01T09:59:59.999Z |
account_id |
string | このレポートが作成されたアカウントID | 1234567890123456 |
sku_name |
string | SKU名 | STANDARD_ALL_PURPOSE_COMPUTE |
cloud |
string | この価格が適用されるクラウド名。適用可能な値はAWS 、AZURE 、GCP です。 |
AWS |
currency_code |
string | 価格の単位 | USD |
usage_unit |
string | 課金される単位 | DBU |
pricing |
struct | リストプライスのレートが公開された際の価格情報を含む構造化されたデータフィールド。キーdefault は、シンプルな見積もりに利用できる単一の値を常に返却します。いくつかのプライシングモデルでは、より詳細な情報を提供する追加のキーが含まれることがあります。 |
{default: $0.10} |
サンプルクエリー
特定の日における特定のSKUのリストプライスの取得
SELECT sku_name, price_start_time, pricing.default
FROM system.billing.list_prices
WHERE sku_name = 'STANDARD_ALL_PURPOSE_COMPUTE'
AND price_start_time <= "2023-01-01"
ORDER BY price_start_time DESC
LIMIT 1
2013/1/1に制定されたALL PURPOSEコンピュートのリストプライスは1DBUあたり0.4ドルとなります。
こちらで確認できます。