Databricksの新機能です。
Lakeviewとは
これまでも、Databricks SQLのダッシュボードを用いることで、BIダッシュボードを構築する事は可能でした。ただ、こちらはSQLによるクエリーの記述が必須となっており、IT技術者以外の方が活用するには敷居が高いところがありました。
様々なユーザーの方がレイクハウスのデータを活用してBIの取り組みを行えるように、シンプルかつスケーラブルなダッシュボードを提供するのがLakeviewです。
Lakeviewダッシュボードの作成
Databricksワークスペースのダッシュボードにアクセスすると、新機能の案内が表示され、Lakeviewダッシュボードのタブが表示されます。
Lakeviewダッシュボードを作成をクリックすると、キャンバスの説明が表示されます。
データセットを定義するために、データタブをクリックします。テーブルを選択をクリックして、Unity Catalogのテーブルを選択します。ここでは、事前に作成しているCOVID-19の感染者数のテーブルを選択します。
Canvasタブに切り替えてダッシュボードを作成していきます。最初にダッシュボードのタイトルを追加するためにテキストボックスを配置します。テキストにはマークダウンを使用できます。
次にビジュアライゼーションを配置します。画面右に設定ペインが表示されます。
X axisに日付、Y axisに感染者数を選択します。この場合、日付は自動で月に集計されていますが、Transformの部分で粒度を変更することができます。
折れ線グラフを追加したり、地方別にグルーピングすることもできます。
Lakeviewダッシュボードの公開
ここまでで作成したダッシュボードはドラフトの状態なので、他のユーザーに共有できるように公開します。画面右上の共有ドロップダウンから公開を選択します。
資格情報を埋め込むかどうかを選択するダイアログが表示されます。今回はデフォルトのままとし、私の資格情報をダッシュボードに埋め込みます。
メッセージに記載されているリンクをクリックすると公開状態のダッシュボードにアクセスできます。
まとめ
ここまで1行のSQLを記述することなしにダッシュボードを構築することができました!クイックにダッシュボードを作成したい場合には是非Lakeviewをご活用ください!今後も機能拡張されていく予定です。