Announcing the Public Preview of Lakeview Dashboards! | Databricks Blogの翻訳です。
本書は抄訳であり内容の正確性を保証するものではありません。正確な内容に関しては原文を参照ください。
レイクビューダッシュボードと名付けられた次世代Databricks SQLダッシュボードのパブリックプレビューを発表できることを嬉しく思っています。本日から利用できるこの新たなダッシュボード体験は、使いやすさ、広範な配布、ガバナンスとセキュリティに最適化されています。
レイクビューは前世代のダッシュボードと比較して、主に4つの改善点があります:
- 改善されたビジュアライゼーション: 新たなビジュアライゼーションエンジンは、美しくインタラクティブなチャートを提供し、レンダリングが最大10倍高速です。
- 共有と配布に最適化: ドラフト/公開機能によって、利用者は信頼できる安定バージョンを操作しつつも、自由にダッシュボードを編集することができます。Databricksワークスペースに直接アクセスできない組織ないの利用者とセキュアに共有します。
- シンプルなデザイン: WYSIWYGユーザー体験と整理された情報構造によって、レイクビューダッシュボードは背後のデータセットとウィジェットをバンドルします。もはや、参照しているクエリーの権限が同期されないことに心配する必要はありません。
- レイクハウスとの統合: ビルトインのリネージを持つUnity Catalogによって管理されるので、利用者は常に洞察がどこからもたらされたのかを理解することができます。
ベストなデータウェアハウスはレイクハウスです
Databricks SQL (DBSQL)はレイクハウスにおけるサーバレスデータウェアハウスであり、従来のクラウドデータウェアハウスよりも少ないコストで、お好きなツールを用いてすべてのSQLやBIアプリケーションを大規模に実行することができます。ローンチ以来、アナリストはビジネスインテリジェンス(BI)ツールをDatabricks SQLウェアハウスに接続し、プラットフォームのビルトインの分析機能(SQLクエリーエディタ、ダッシュボード、アラート)を活用しています。我々は、お客様が両方の機能を積極的に活用するのを目撃しています。
過去一年を通じて、Databricks SQLのイノベーションを継続しており、我々はお客様が組織で洞察をクイックに生成、共有するためにDBSQLダッシュボードを急激に利用するようになっており、サードパーティのBIツールで「プロダクション化」する前に自身のデータを用いてクイックにプロトタイピングしている様子を目撃しています。DBSQLダッシュボードの使用量は急増し、多くのエンハンスリクエストを受け取るようになりました。
これらのリクエストを受け、それらに対応するソリューションのパブリックプレビューをオープンしました。
改善されたビジュアライゼーション
レイクビューを使用する際に最初に気づくのは新たなカラーパレットと豪華なビジュアライゼーションです。アウトオブボックスで使う際にもエレガントであり、大規模なチャートでも最大10倍レンダリングが高速です。
改善されたビジュアルデザインと高速なレンダリングに加え、新たなビジュアライゼーションライブラリは並び替えられたツールチップや、改善されたnull値ハンドリングのように改善された挙動を提供します。チャートのエキスポートは、プレゼンテーションの埋め込みをよりプロフェッショナルなものにするために透明な背景もサポートしています。
共有や配布に最適化
レイクビューダッシュボードは、ドラフト/公開の機能とDatabricksワークスペースへのアクセス権を持たない企業内のユーザーへのセキュアな共有の両方をサポートしています。
ドラフト/公開の導入によって、ダッシュボードの作成者は利用者が日々使用するクリーンで整理されたバージョンのダッシュボードを邪魔することなしに、作業中のバージョンに対して変更を繰り返すことができます。
レイクビューダッシュボードの組織への共有機能によって、ダッシュボード作成者は、自身たちのアイデンティティプロバイダー(IdP)に存在しますが特定のワークスペースへのアクセス権を持たないユーザーにセキュアにダッシュボードを共有することができます。レイクハウスの洞察に対するアクションの実行がワークスペースの壁に阻まれることはありません!(注意: これは現状は統合ログインとJust-in-Timeのユーザープロビジョニングプレビューに依存していますが、まもなく皆様が利用できるようになります!)
シンプルなデザイン
レイクビューでは、再設計されたダッシュボード作成体験、ビジュアライゼーション設定体験を導入しました。新たな体験によって、ダッシュボードのデザイナーは完全なデータを用いて、キャンバス上で直接編集を行うことができます。スタートする際のSQLはオプションです。Unity Catalogのテーブルやビューを検索、選択し、ビジュアライゼーション設定で時間のビンや集計を適用します。
また、ダッシュボードの背後の情報構造も整理しています。それぞれのレイクビューダッシュボードは、ダッシュボード自身に背後のデータセット定義をバンドルします。全てがユニットとして作成、パッケージされ、共有されます。これによって、過去のDatabricks SQLダッシュボードと比較した際に、アーティファクトのライフサイクル、権限管理を円滑なものとします。
レイクハウスとの統合
レイクハウスでダッシュボードを構築する際の最大のメリットの一つは、レイクハウスで構築することで、ダッシュボード作成者はより広範なプラットフォームのメリットを活用できるということを繰り返し聞いてきました。
この強みを強化する取り組みの一つは、Unity Catalogの自動データリネージへのインテグレーションです。レイクビューダッシュボードが自動的にキャプチャされるだけではなく、公開されたダッシュボードの利用者体験にリネージ機能を直接組み込みました。
ダッシュボードのユーザーが共通して持つ質問の二つは「このデータを信頼できるのか?」と「データはどこから来ているのか?」です。レイクビューダッシュボードを用いることで、我々はビジネスユーザーがこれらの質問に自分たちで簡単に回答できるようにしています。
もちろん、レイクビューダッシュボードはDatabricksのレイクハウスプラットフォームの一部として直接利用できるので、管理すべき抽出結果はなく、追加で管理するシャドーのデータウェアハウスも不要であり、データサイズに制限はなく、大規模に運用する際に別個のBIサーバーは不要です。
次に来るのは
向こう数ヶ月でレイクビューダッシュボードにに対する更なるエキサイティングなアップデートを予定しています。レンダリングと実行パフォーマンスはさらに改善されていきます。Gitサポート、埋め込み、高度なフィルタリング、インタラクティブなコントロールなどを楽しみにしていてください!
新たなレイクビューダッシュボードと、レガシーなDBSQLダッシュボードは一定期間共存しますが、最終的にはレイクビューダッシュボードに統合されます。
レイクビューダッシュボードは、AWSやAzureでパブリックプレビューとして利用できます。皆様が何を構築するのかを見るのが楽しみです!