0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Databricksの推論テーブルを試してみる

Posted at

こちらの記事を一通り読んだので推論テーブル(inference tables)を試してみます。

注意
この機能はサーバレスモデルサービングのエンドポイントを前提としています。まだ日本リージョンでは利用できません。すみません。

推論テーブルとは

推論テーブルは、お使いのモデルサービングエンドポイントにおけるリクエストとレスポンスを自動で捕捉し、Unity CatalogのDeltaテーブルに記録します。MLモデルを監視、デバッグ、改善するためにこのテーブルのデータを後で活用することができます。

例えば、推論テーブルを活用することで以下のようなことを達成することができます:

  • お使いのモデルの次のイテレーションの再トレーニングデータセットの作成。
  • プロダクションのデータとモデルの品質モニタリングの実施。
  • 疑わしい推論の診断とデバッグの実行。
  • 再ロードされるべき誤ったラベルのデータの作成。

推論テーブルの有効化

すでに、作成済みのモデルサービングエンドポイントがあったので、設定変更の際に有効化します。この時点ではNot enabledとなっています。
Screenshot 2023-10-01 at 17.02.55.png

編集状態にして、Inference tables (optional) を展開します。
Screenshot 2023-10-01 at 17.03.09.png

事前に格納用のカタログとスキーマ(データベース)を作成しておきます。ここでは、quickstart_catalog_takainference_tablesとなります。指定したらUpdate serving endpointをクリックします。
Screenshot 2023-10-01 at 17.04.10.png

少し待つとInference tableEnabledになります。
Screenshot 2023-10-01 at 17.07.56.png

その下のテーブル名のリンクをクリックすると、カタログエクスプローラが開き推論テーブルにアクセスすることができます。まだこの時点ではレコードは存在しません。
Screenshot 2023-10-01 at 17.08.56.png

推論テーブルの動作確認

モデルサービングエンドポイントを呼び出してみます。なお、このエンドポイントはこちらで作成したDatabricks Q&A botのものです。

Screenshot 2023-10-01 at 17.10.02.png

何度か問い合わせを行います。この際にリクエストとレスポンスが推論テーブルに記録されます。
Screenshot 2023-10-01 at 17.10.37.png

数分経ってからテーブルにアクセスするとレコードを確認できました!
Screenshot 2023-10-01 at 17.15.47.png

次はパーシングなど行ったり、こちらのノートブックも試してみます。特に大規模言語モデルを運用する際には、どのようなリクエストが来ていて、それに対して大規模言語モデルがどのようなレスポンスをしているのかをモニタリングすることは品質面でも重要なことかと思います。(日本で利用できるようになったら)推論テーブルを是非ご活用ください!

Databricksクイックスタートガイド

Databricksクイックスタートガイド

Databricks無料トライアル

Databricks無料トライアル

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?