はじめに
ここでは、array.at() を使うメリットや使い方を紹介します。
例えば、JavaScriptで、配列の最後の要素を取りたい時、array[array.length - 1]
ではなく at(-1)
を使うことで、コードの可読性を上げられます。
サクッと理解して、よりスマートなコードをかけるようにしましょう!
概要
-
ポイント1:
array.length - 1
を使う代わりにat(-1)
を使うと、コードが短く読みやすい - ポイント2: マイナスのインデックス指定ができるので、直感的に「後ろから何番目か」を参照できる
- ポイント3: ES2022(ES13)で追加された新機能
内容
なぜ at(-1)
がいいのか?
従来、配列の最後の要素を取り出すためには次のように書いていました。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
console.log(array[array.length - 1]); // 5
このとき、コードが少し冗長になってしまいますね。
そこでES2022から登場した Array.prototype.at()
メソッドを使うと、負の整数で後ろから要素を取り出せます。
最後の要素を参照したい場合は at(-1)
を使いましょう。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
console.log(array.at(-1)); // 5
at()
メソッドの使い方
at()
は配列の要素に対して、以下のようにアクセスが可能です。
const array = ['apple', 'banana', 'orange', 'grape'];
console.log(array.at(0)); // 'apple' (最初の要素)
console.log(array.at(1)); // 'banana' (2番目)
console.log(array.at(-1)); // 'grape' (最後の要素)
console.log(array.at(-2)); // 'orange' (後ろから2番目)
このように、プラスのインデックスで先頭から、マイナスのインデックスで末尾から要素を取得できます。
まとめ
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array[array.length - 1]
よりもarray.at(-1)
のほうが直感的で読みやすい - 他にも
array.at(-2)
などで直感的に「後ろから何番目」を参照できる
最後に
少しの書き方の違いですが、スマートに書けています。
これを機に array.at()
を活用してみてください!