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2年目エンジニアが基本情報技術者試験を受けてみた

Last updated at Posted at 2024-09-29

基本情報技術者試験を受けるか迷っている人へ

先日、エンジニア2年目にして初めて基本情報技術者試験(以下、基本情報)を受けてきました。
資格試験って役に立つの?と思いつつ試験を受けましたが、結果として受けて良かったと感じています。
過去の私と同じように、試験を受けようか迷っている皆様に参考にしていただければと思います。

この記事はあくまでも一個人の意見を述べたものに過ぎません。
試験勉強に役立つ内容ではないですし、自己語りも多めですが辛抱強くお付き合い頂けますと幸いです。

基本情報を受けようと思ったきっかけ

基本情報を受けるまでの心境や自分自身の変化について述べておこうと思います。

実はエンジニアになった時から基本情報技術者試験を受けてみようかなという気持ちはありました。が、主に以下の2点のような理由をつけて試験を受けるのをやめていました。

  • 資格が何の役に立つのかわからない
  • 試験勉強した内容が直接業務に役に立つと思えない

基本情報受けようかなー、でも他にやりたい勉強もあるしなーと言いながら1年と少し経過した時、基本情報を受ける決意が固まるきっかけがありました。

それは…

  • IT系に就職した友人がさまざまな資格を取ろうとチャレンジしていることを知った
  • 業務についていけるようになってきて、業務に直結しない内容でも勉強してみたいと思うようになってきた

他にも小さなきっかけはたくさんありましたが、背中を押したのは主に上記の2つです。

1点目に関しては、大学時代の友人がTwitter(現: X)で「試験勉強がんばるぞー」的な投稿をしていたのを見たのがきっかけでした。彼がIT系の仕事をしているのは知っていますが、業務内容は一切知りませんし、どんなモチベーションで資格取得をしようとしているのかは全く不明です。

ですが、仕事をしながら資格試験という挑戦を続ける彼の姿はかっこいいと感じましたし、自分もエンジニアとして見習いたいと強く思いました。

また、エンジニアとしての自分の力を証明したいという気持ちもありました。私がどんなスキルを持っていて、どんなことができるのかは社内の人ならある程度理解してくれていると思います。しかし、1エンジニアとして私のスキル・知識を社外に証明できるものは何も持っていません。エンジニアとしてのこれからのキャリアを考えた時、基本情報くらい持っていた方がいいのでは…?と自分の中で結論づけました。

2点目に関しては、自身の心の余裕が増えたことが原因です。未経験からエンジニアを始めた私は、1年目は正直余裕がなく、業務で使用する知識やスキルをコスパよく習得することを考えていました。

しかし、2年目になって少し余裕が出てきました。業務に直結しない内容でも、いつか役立てばいいかなと考えることができるようになりました。

その上で、今まで学習してきたことの復習や知らない知識の穴埋めという意味で、基本情報の勉強をするのは今の自分にとって適切な選択なのではないかと考えたため受験を決意しました。

試験を受けるまで

試験を受けるまでにどんな勉強をしたのかについて述べておこうと思います。

この本をやりました↓
【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集

本の内容はごく一般的な参考書です。
各セクションごとに教科書的な解説と、関連する内容の過去問が並べられています。

1週目: 教科書部分を読む→問題を解く
2週目: 問題を解く→まちがえた部分に付箋を貼って教科書部分をもう一度読む
試験直前: 付箋の部分だけ読み直す
というふうに大体3週分くらい使いました。

勉強期間は1ヶ月間くらいです。

試験を終えた私が感じたこと

冒頭でも述べた通り、基本情報は受けてよかったと感じました。

その理由は主に以下の2点です。

  • 若手エンジニアがどんなことを勉強すべき、知っておくべきなのかを知ることができた
  • 「聞いたことある!」となる単語が増えた

試験勉強を通じて、若手エンジニアが知っておくべき基本的な内容について広く学ぶことができました。特に、知っている単語が増えたように思います。そのおかげで、社内での技術的なコミュニケーションがしやすくなったと感じますし、何か調べ物をする際も以前よりもスムーズに記事やドキュメントを読めるようになったと感じます。広く浅い知識だったとしても、全く知らないよりはかなりアドバンテージになっているのではないかと思います。

また、普段自分が学習しない分野についても知ることができてよかったです。ハードウェアの話なんかは全く知らないことばかりでしたが、興味を持つきっかけになりました。

まとめ・感想

冒頭に述べた以下の2点について再度振り返ってみたいと思います。

  • 資格が何の役に立つのかわからない
  • 試験勉強した内容が直接業務に役に立つと思えない

1点目に関しては、正直今もわかりません。資格を持っているからといって、直接的なメリットはまだ感じていないです。

2点目に関しても、勉強した内容全てが業務に直結しているとは感じていません。しかし、前章で述べたように間接的には業務の役に立っていますし、自分の知らない分野に興味を持つきっかけになったことは自分にとって大きな資産だと感じています。

「基本情報を受けるべきか?」という質問にあえて答えるならば、私は受けるべきだと思います。資格がどんなふうに役に立つのかはまだわかっていませんが、少なくとも若手エンジニアにとってはこれから学ぶべき内容が広く網羅された良い勉強になるのではないかと思います。

おまけ

試験には合格していました。落ちていたらこの記事消そうと思っていたので良かったです。

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