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Slackワークフローからケースレコードを操作する

Last updated at Posted at 2023-12-21

はじめに

前回はGitHubのIssueを作成するワークフローを作成しました。
今回はSalesforceのケース記入→ボタンでクローズまでをSlackワークフローを使ってやってみます。

この記事で詳しく書かないこと

この記事では、SalesforceのケースやSlackワークフローについての基本的な説明は省略していますので、それらの知識があることを前提としています。

完成したワークフロー

1. お問い合わせ内容を記入

スクリーンショット 2023-12-20 0.43.11.png

2. 問い合わせ内容をチャンネルに投稿

スクリーンショット 2023-12-20 0.43.20.png

3. ケースレコードを作成

ケースを作成ボタンを押すと、ワークフローのフォーム内容を元にSalesofrceのケースレコードが作成されます。

スクリーンショット 2023-12-20 0.43.59.png

さらに作成後は、
作成したケースのID・URLをスレッドに残しました。

スクリーンショット 2023-12-20 0.43.38.png

4. ケースのクローズ

ケースをクローズボタンを押すと
作成したケースレコードをクローズに更新します。

スクリーンショット 2023-12-20 0.44.23.png

ワークフロー作成

今回はテンプレートを使わずにゼロから作成しました。

1. ワークフローの開始方法を選択

Slack内のリンクからを選択。

スクリーンショット 2023-12-17 23.52.12.png

2. フォームを設置

ステップ>フォームから情報をフォームで収集するを選択。

スクリーンショット 2023-12-17 23.54.58.png

今回は、以下の内容で設定しました。

質問内容 回答形式 ドロップダウン値
緊急度 ドロップダウン 高/中/低
種別 ドロップダウン ケースオブジェクトの種別の選択リスト値
期限 日付
件名 1行テキスト
問い合わせ内容 段落

スクリーンショット 2023-12-20 0.56.36.png

3. お問い合わせ内容をSlackに投稿

ステップ>メッセージからチャンネルへメッセージを送信するを選択。

スクリーンショット 2023-12-20 1.02.51.png

変数を挿入からすべてのデータを挿入するを選びます。

スクリーンショット 2023-12-18 0.05.09.png

スクリーンショット 2023-12-20 1.02.08.png

4. ケースを作成するボタンを作成

先ほど設定したチャンネルへメッセージを送信するボタンを含めるにチェックを入れます。
ボタンテキストをケースを作成するにします。

スクリーンショット 2023-12-20 1.02.08.png

5. Salesforce ケースを作成する設定

ステップ>Salesforceからレコードを作成するを選択。

スクリーンショット 2023-12-20 1.05.26.png

今回は以下のようなフォーマットで
ケースを作成するようにしました。

スクリーンショット 2023-12-20 1.09.52.png

6. 作成したケース情報をスレッドに返信

ステップ>メッセージからスレッドでメッセージに返信するを選択。

スクリーンショット 2023-12-18 0.15.29.png

変数を挿入からレコードを作成するを選択

スクリーンショット 2023-12-20 1.10.52.png

今回の内容は以下のようにしました。

スクリーンショット 2023-12-20 1.11.56.png

7. ケースをクローズする

ケースをクローズボタンを押すとクローズされます。

ステップ>Salesforceからレコードを更新するを選択。

スクリーンショット 2023-12-20 1.05.26.png

レコードIDに作成したケースのレコードIDを選択、ケースの状況をクローズにするように設定。

スクリーンショット 2023-12-20 1.17.00.png

8. 最後に全体

スクリーンショット 2023-12-20 1.22.00.png

スクリーンショット 2023-12-20 1.22.07.png

さいごに

今回はSalesforceのケースを使った社内問い合わせ管理のSlackワークフローを検証しました。Salesforceのレコード操作は簡単に設定できますが、「レコードを検索する」ステップがないため、レコード更新時のID指定に少し戸惑いました。しかし、作成したレコードのIDを変数として活用できる点が非常に便利でした。ケースオブジェクトには、チーム割当てなどチームでの問い合わせ対応に適した機能がありますので、Salesforce ケースを用いることで、問い合わせ対応のパフォーマンスを計測するのもいいかもしれません。

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