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(プレリリース)Spring '24 `サンプル JSON 応答`をわざわざ用意しなくても作れちゃう?HTTP コールアウトアクションの検証

Last updated at Posted at 2023-12-24

はじめに

Spring ’24のリリースノートが公開されましたね!リリースノートの中にHTTP コールアウトアクションの新規作成が楽になる新機能が出ていたので検証してみます。

2023年12月現在Spring '24は、プレリリース組織での提供となってます。

HTTP コールアウトは(Beta)の時に軽くですが過去に記事を書いています

何ができるようになるの?

実際のAPIのレスポンスからフローで返ってくるデータの構造と型を定義できます。
これによって
新規 HTTP コールアウト作成時にサンプル JSON 応答を用意しなくても設定できるようになります。

Spring ’24
Flow Builder (5).png スクリーンショット 2023-12-23 0.16.14.png

実行してみる

事前準備

前回検証した時と同じく
QiitaのAPIをフローから実行します。

前回からの差分

外部ログイン情報権限セットの対応付けの仕方が少し変わっていました。

スクリーンショット 2022-12-24 18.44.01.png

前回は外部ログイン情報の画面から権限セットを紐づけていましたが、

プリンシパル情報を登録し、権限セットの外部ログイン情報プリンシパルアクセスで登録したプリンシバルを紐づけるという手順になっていました。

スクリーンショット 2023-12-23 0.46.45.png

※認証パラメータはなにも設定していません。

指定ログイン情報-Salesforce (2).png

スクリーンショット 2023-12-23 0.15.36.png

フローの作成

1. Create HTTP Callout (Beta)を追加

フローのアクションから Create HTTP Callout (Beta)を選択

Flow-Builder (2).png

スクリーンショット 2023-12-23 0.52.04.png

項目
名前 getQiitaItems
指定ログイン情報 Qiita API v2 (指定ログイン情報で作成したもの)

2. APIの設定

スクリーンショット 2023-12-23 0.53.37.png

項目
表示ラベル getQiitaItems
Methメソッド GET
URL Path /users/$USER_NAME/items($USER_NAMEを自分のuser idに変えてください)

3. レスポンスの設定

新機能のConnect for Schemaを選択します。

スクリーンショット 2023-12-23 0.00.45.png

Connectボタンを押すと実際のAPIのレスポンスとデータ構造が表示されます。

スクリーンショット 2023-12-23 0.16.14.png

自動で型が設定されますが、null値が返ってきた場合は設定されないのです。
型が設定できていない部分を手動で型を選択すればHTTP コールアウトの新規作成完了です。

スクリーンショット 2023-12-23 0.16.14.png

4. フローの実行

デバッグ実行します。

スクリーンショット 2023-12-23 1.04.08.png

ちゃんと記事が取得できました。

最後に

Spring '24 のHTTP コールアウトアクションの追加機能はどうだったでしょうか?
前回Spring '23の時に検証したBetaと比べるとメソッド数も増えてますし、今回の新規コールアウトアクションの作成補助だったりとどんどんフローと外部システムとの連携が便利になっていきますね!2024年内のフロー+外部システム連携の進化がどうなるかも楽しみです。

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