2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

レコードトリガーフローの高速項目更新を使おう

Last updated at Posted at 2023-12-24

はじめに

みなさん高速項目更新オプション使ってますでしょうか?
利用する上でアクションと関連レコードより制限はあるものの単純にパフォーマンスが良かったりするので
レコードトリガーフローを作る際にどっちを選ぶか?は判断できるようになっておくとよいです。
今回は高速項目更新アクションと関連レコードの違いについて書きます。

Flow-Builder (4).png

高速項目更新アクションと関連レコードの違い

オプション 特徴 制限等
高速項目更新 アクションと関連レコードオプションより10倍高速(保存前更新を実行するフローのレコードトリガー ・トリガしたレコード以外のレコードへの作成、更新、削除はできない
・フローを起動するレコード更新以外のアクションを実行することはできない
・新規レコードのIDなどのレコード保存後に設定される項目にはアクセスできない
アクションと関連レコード 上記の制限はなく、他のレコードの作成・更新・削除、アクションの実行などが行える。

引用:https://youtu.be/CsM9qd9KbY8?si=O9MtQQESx9-BqMyX&t=2193

レコードトリガーフローでトリガしたレコードに対して、ステータスを変えるとかのものに関しては基本的に
高速項目更新の対象としてマッチしてそうです。

速度が速い理由は以下の通りです

各レコードがデータベースに再度保存されないためです。この追加の保存手順を回避することで、実行に時間のかかる割り当てルール、自動レスポンスルール、ワークフロールール、および他のカスタマイズの再実行もスキップされます。
引用:https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.flow_concepts_trigger_record.htm&type=5

フローを見比べる

取引先のレコードが更新されたら、取引先評価の項目を更新するフローを高速項目更新アクションと関連レコードで作成して比較します。

フロー全体

今回は単純な更新のみのフローなのでどちらも全体像は変わりません。

スクリーンショット 2023-12-24 21.04.50.png

要素を追加のメニュー

アクションと関連レコード 高速項目更新
スクリーンショット 2023-12-24 20.56.06.pngスクリーンショット 2023-12-24 20.56.14.pngスクリーンショット 2023-12-24 20.56.22.png スクリーンショット 2023-12-24 20.46.37.pngスクリーンショット 2023-12-24 20.46.42.png

レコード更新要素

アクションと関連レコード 高速項目更新
スクリーンショット 2023-12-24 20.57.22.png スクリーンショット 2023-12-24 20.52.36.png

実行時間

それぞれ5回同じレコードでデバッグ実行して終了時間を比較します。
アクションと関連レコードが一回0.6秒代を出しましたが
仮に全て0.2秒台だったとしても高速項目更新の方が早いと言えそうです。

アクションと関連レコード 高速項目更新
デバッグ結果 0.64 秒
0.23 秒
0.21 秒
0.20 秒
0.19 秒
0.21 秒
0.15 秒
0.14 秒
0.15 秒
0.15 秒
平均 0.294秒 0.16秒

最後に

いかがだったでしょうか?記事内のサンプルだと優位差が少しわかりにくいかもですが、
実行速度に関しては間違いなく早いといえるでしょう。
もちろん速度面もそうですが、私個人としては機能に制限があることで一つの目的のレコードトリガーフローがいくつもの目的を包括して保守しづらくなるということが起きにくくなるとも思ってます。
是非積極的に高速項目更新の利用を検討してみましょう!!

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?