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Docker 事始め

Last updated at Posted at 2015-02-10

docker初心者なので、環境構築、超簡単なContainerの起動、Dockerfileとdocker xxのコマンドライン辺りをチラシの裏しておきます。

Dockerfileは人様の完成品を元にカスタマイズするとハマる事なく捗ります。

Docker環境をEC2にsetupする

まずEC2を建ててDockerを動かして見ましょう。EC2はt2-microで十分です。
apt-get install docker.ioでinstallされますがv1.0系が入ってしまいます。fig等を使いたい場合には、v1.3以上が必要なので、docker.ioから直接持ってくるべし。

#curl -sSL https://get.docker.io/ubuntu/ | sudo sh
#apt-get update
#apt-get -y install sysv-rc-conf
#sysv-rc-conf docker on

#docker version でdocker clientのverを確認

# docker version
Client version: 1.4.1
Client API version: 1.16
 ...

初めてのDocker

初めての方は、まずは簡単なnginxなどのContainerを作ってみて、色々dockerコマンドを触ってみると良いです。慣れてきたらDockerfileのベストプラクティスで最適化して下さい。

以下をDockerfileという名前で保存します。Ubuntu14.04ベースにcurlとnginxが入ったContainerを作る設定。

FROM ubuntu:14.04
RUN apt-get update && apt-get -y install nginx curl
RUN echo "daemon off;" >> /etc/nginx/nginx.conf

EXPOSE 80
CMD ["nginx"]

そうしたら、作ったDockerfileのdirectoryから、何も考えずに、以下のコマンドを流してみる。

#docker build -t test1/test:1.0 ./
#docker images
REPOSITORY          TAG                 IMAGE ID            CREATED             VIRTUAL SIZE
test1/test          1.0                 55469de80222        57 seconds ago      250.3 MB
ubuntu              14.04               5ba9dab47459        12 days ago         192.7 MB

#docker run -p 25525:80 -d test1/test:1.0
#docker ps
CONTAINER ID  IMAGE          COMMAND       CREATED         STATUS         PORTS                   
b54eb8dd4253  test1/test:1.0 "/bin/sh"     8 seconds ago   Up 8 seconds   0.0.0.0:25525->80/tcp           

#curl localhost:25525

curlに対して、Welcome to nginxのhtmlが表示されたら、containerのnginxが反応してくれているので成功です!

Dockerハマりポイント

以下、Docker初心者として踏んだ地雷、ハマりポイントを列挙しておきます。

ProcessがForegroundで動いていないとContainerは終了する

これ超重要!

Docker Containerでnginxとかmongoとかelasticsearchを動かしたい場合には、DockerfileにRUN service nginx startとかじゃダメなんです!Background実行だけじゃダメ絶対!

ちなみに、上のDockerfileにあるecho "daemon off;" >> /etc/nginx/nginx.confという謎のオマジナイは、nginxをdaemon化(background実行)する事を防ぐ為の物です。『Docker』『フォアグラウンド』とかでググると、この問題に対するBest practiceが見つかります。

自分が見つけた範囲では、以下の様な解決のApproachがありました。流行はSupervisorなんですかね。

docker run xxxして、docker psしても、起動中のContainerが見つからない場合には、これが原因の可能性があります。
docker ps -aでContainerが終了しているか確認してください。

docker containerのshellを操作したい

Containerを動かしたは良いが、しばらくしてどうも調子が良くないので、中に入ってshell操作して動作状況を確認したい、と言うケースは多々あると思います。そんなときは、docker exec を使ってください。docker v1.3からサポートされた便利ツールで、#docker exec –it <containerID> bashでOKです。

ちなみに、v1.3以前は以下の様な方法がとられていましたが、v1.3以降はdocker execで捗る様になります。

  • docker logs <containerID>でstdoutのlogを眺める
  • containerのlogを/var/logなどに吐き出す様にしておき、/var/logを docker run -vでhost側からもアクセス出来るようにする
  • containerにsshdを仕込んでおき、sshでcontainerにlogin/shell操作する
  • nsenterというtoolをcontainerに仕込んでおき、 containerのprocessに入りshell操作する

docker containerのresource消費量を知りたい

docker v1.5から、docker stats <containerID>でCPU, Memory, network trafficの量を吐き出してくれるようになりました。
docker stats <containerID1> <containerID2> <containerID3>とcontainer IDを続けて列挙すると、それら全てを纏めて吐き出してくれます。docker stats $(docker ps -q)とすると、動作中のcontainerの全てのresource消費量を吐き出してくれます。

Dockerコマンド

docker build

Dockerfileから、docker imageを作成。以下の場合、./dokcertest以下のDockerfileを見に行く

#docker build -t test1/test:1.0 ./dockertest

#docker imagesで作成したimageができているか確認

#docker images
REPOSITORY          TAG                 IMAGE ID            CREATED             VIRTUAL SIZ
test1/test          1.0                 407b5768bc5f        5 hours ago         467.5 MB
ubuntu              14.04               5ba9dab47459        10 days ago         192.7 MB

#docker build --no-cache -t test1/test:1.0 ./dockertest--no-cacheを付けると、強制的に再度docker imageを作成。

docker run (一番ベタな方法)

docker imageからContainerを起動 (#docker imagesで表示されたImiage IDか、Build時に-tで指定したrepository/tagを指定する)。-dでbackground実行です。

#docker run -d 407b5768bc5f
#docker run -d test1/test:1.0

docker images -q | head -1 が一番新しいimage IDをくれるので、一番直近に作ったimageを起動する場合は以下でもOK

#docker run -d $(docker images -q | head -1)

docker run (Port指定)

Containerのport80を、hostの25525にmapして起動。

#docker run -p 25525:80 -d 407b5768bc5f
#docker run -p 25525:80 -d test1/test:1.0

host上で、curl localhost:25525すると、Container上のport80に渡され、Container側のhttp serverの応答を受け取れます。(Container側で、http serverが起動する設定になっていれば)

docker run (Containerのshellに遷移)

-it を付けると、Container起動後、Containerのshellに遷移してします。DockerfileのCMDENDPOINTでforeground実行されるAppがある場合は、そのlogが表示されます。foreground実行されるAppが無い場合は、Container側のShell操作が可能です。ctl+p → ctl+qでHost側のshell操作に戻って来れます。

#docker run -it 407b5768bc5f
#docker run -it test1/test:1.0

注意点

  • -itする時は、-d を付けないでください(でないとBackground起動されちゃいます)。

docker run (HostのdirectoryをContainerからもアクセスできるようにする)

-v オプションで、(host側の絶対path):(Container側の絶対path)と表記します。要絶対パス

#docker run -v /home/ubuntu:/root/test -d 407b5768bc5f
#docker run -v /home/ubuntu:/root/test -d test1/test:1.0

docker run (Containerを強制的にshell状態で起動)

#docker run -it 407b5768bc5f /bin/sh
#docker run -it test1/test:1.0 /bin/sh

docker run xxx /bin/shとかすると、Containerの起動時に(DockerfileのCMDの内容を上書きして) DockerfileのCMDの内容は行われずにContainerのshell状態になります。Containerが期待通りの動作をしない様な場合に、上記の様にdocker run -it xxx /bin/shでCMDの内容の実行を抑止しつつContainerのshellに入り、そこでCMDの内容をdebug logを沢山吐く設定で動かして見る、などで使います。

ちなみにDocker始めたたての頃、人様のDocker コマンドの記事を見ていて、docker runする時は、docker run -d 407b5768bc5f /bin/shの様に、最後に/bin/shのoptionが常時必要だと思っていました(恥ずかし)。

docker link

他のcontainerと連携させる場合に使います。長くなるので、興味のある人はこちらの記事を参照下さい。

docker ps

dockerの起動状態を確認。docker stop等で、Containerを止めたいときにContainer IDを確認するのによく使います。

#docker ps
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND             CREATED             STATUS              PORTS
NAMES
6707e5555b5a        test1/test:1.0      "/bin/sh"           3 seconds ago       Up 2 seconds        24224/tcp, 80/tcp
romantic_blackwell

docker ps -aすると、過去のContainerも含めたstatusが見れるので、containerが勝手に死んでいるなどの疑いがあるときにはこれで確認。

docker stop

docker containerの停止(#docker psで表示されたContainer IDを指定する)

#docker stop 6707e5555b5a

全ての動作中containerの停止

#docker stop $(docker ps -q)

docker logs

docker containerのstdoutのlogを表示します。Containerの調子が悪いときにstdoutのlogを見るのに使います。
docker containerの中に入って、debug等の目的でshell commandを色々実行したい場合には、docker execを使って下さい。

#docker logs 6707e5555b5a

docker exec

docker containerに入って、containerの動作状況やlogの確認をしたい場合に使います。
docker v1.3からサポートされました(超便利!) 。
それまでは、containerにsshdを仕込んで居たり、nsenterってtoolを使ったりしてましたが、docker tool側がサポートしてくれました

#docker exec –it 6707e5555b5a bash

docker rmi

docker imageの削除

#docker rmi 407b5768bc5f

REPOSITORY が <none> になっているものを強制削除する場合
#docker rmi -f $(docker images | awk '/^<none>/ { print $3 }')

全てのDocker imageを強制削除
#docker rmi -f $(docker images -q)

docker rm

docker containerの削除

#docker rm `docker ps -a -q`

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