#はじめに
私は世間で活躍するエンジニアのように高度な能力は持ち合わせていませんが、なるべく楽しく充実させたいと日々考えています。
エンジニアになる前に別業種で失敗をしたりもしましたが、エンジニアになってからは緩く上向きになっているので、同じような境遇の人に届けばと思っています。
#この記事の対象者
・IT業界に未経験から転職したい人
今の業界、職種から脱したいなどの理由も歓迎です。
・漠然とインフラエンジニアになりたいと考えている人
特に理由はないけれど、将来性はありそうだしなんとなくIT業界に入りたいなど。
#自己紹介
元営業で、法人の新規開拓を担当していました。
そこで成績が同期の中で最下位となり、苦痛から逃れるために辞めてしまいました。
その後は暇な時間になんとなくプログラミングスクールに通い、プログラミングには挫折したものの、インフラエンジニアという道を紹介されて就職しました。
#インフラエンジニアとはなにか
一言でインフラエンジニアを表現するのは、その多岐にわたる役割のため難しいです。
ただ言葉の通りITの何かしらのインフラに関わっているエンジニアであるのは間違いないです。
そのITインフラのシステムを作ったり運用したりといった仕事です。
また、インフラエンジニアの特徴として仕事組織の仕組みがあげられます。
詳細は「SES」と調べてほしいのですが、必要な時に必要な人員(派遣のようなもの)を集めて、プロジェクトが完遂すると解散するという形態です。
これにより、システム制作などを受注する元請の企業は必要最低限の人員コストで済み、そこに人員を送り込む企業が数多く存在します。
未経験である私たちはその送り込まれる人員になる可能性が高いです。
#なぜインフラエンジニアになったか
自分に合っていると感じたからです。
2019年下旬のインフラエンジニア就職の状況
・仕事があふれていて、売り手市場である(コロナで状況は変わりました)
働く側に選択肢があり、ブラックな職場は淘汰されつつありました。
・未経験でも比較的受け入れてくれる企業が多かった
上記の理由もあり人手不足だったため業務未経験でも受け入れがありました。
・ガツガツした雰囲気がなく緩く働けそうだった
アプリ開発などの対比になりますが、落ち着いた雰囲気がありました。
・高給ではないが残業時間が短い場合が多い
残業なしが自分が求めていた最大の条件でした。
#インフラエンジニアのなり方
今回は当然未経験からというのを前提に考えていきます。
そのため、上記の「SES」と呼ばれる形態の企業に就職する想定です。
SIerやベンダーは就職難易度が高いため、新卒やある程度の経験、ポテンシャルがないと厳しいです。
私はSES企業には比較的簡単に就職できると考えていますが、条件が二つあります。
・四大卒以上であること
・二十代であること
とくに後者の二十代であるというのは恐らく未経験でインフラエンジニアになるための一番有利な条件です。
SES企業は年齢を選考基準に設けている企業が多く、20代限定で求人を出しているのも珍しくないです。
経験者であればスキルが選考基準ですが、未経験であればやる気と年齢が選考基準になる場合が多いようです。
あとは面接で学習意欲があるようにアピールできれば採用される確率は高まると思います。
#選んではいけないと感じた会社
就職活動の中で、ここを選んだら危なさそうだと感じたものを紹介します。
・研修がない、アピールポイントにしていない
これは社員を育てる気はない、もしくは即戦力しか求めていないということです。
未経験者には誰でも参画できる安価な案件のみ紹介をするので、スキルや給料は上がりません。
・みなし残業が長い
みなし残業はある程度諦めるしかないです。
しかしそれが30~40時間というのはあまりにも危険だと思います。
せめて20時間以内を選びましょう。
・ネットの退職者からの評判が悪すぎる
仕事や体制への不満が多く並べられている会社は危険度が高いと思います。
エンジニアを大切にしない企業は待遇が悪く、スキルを伸ばす機会も与えられない可能性があります。
#まとめ
長々と書いてしまいましたが、どれも調べればすぐに出てくるような内容ですみませんでした。
ただ、インフラエンジニアはSESという働き方を中心に構成されているため、どうしてもネガティブな紹介をされていると感じています。
確かに向上心がかなり高い方にとっては魅力的な選択肢ではないかもしれません。
給料はIT業界の中では低いほうですし、ボーナスなし、退職金なし、みなし残業など珍しくありません。
しかし、私のように労働時間はなるべく短く、仕事に対しては緩く向き合いたい人にとっては天職だと思います。
また、自分と相性の良いサービス、役割を見つけることができれば、エンジニアとして安定します。
もちろん安易に就職先を選ぶと酷い環境かもしれないですが、しっかり吟味すれば回避することも十分可能です。
インフラエンジニアを志す誰かの参考になれば幸いです。