pyenv + virtualenv で使うコマンド
この記事は普段、pythonを使用しているけど、仮想環境を使ったことがない人、またはpyenvを使うように研究室などで言われたけど、その後の環境管理に苦労している大学生向けの記事です。
まずはpyenv virtualenv
のinstallについてですが、install方法はたくさんの方が説明されているので、以下リンク先の記事などを参考にインストールしてみてください。
https://qiita.com/ksato9700/items/5d9eba10fe6b8e064178
問題は、これをインストールしてから環境を管理する方法です。
普段使うコマンド
pyenv install 3.x.x
まず、このコマンドはpython 3.x.xの環境をインストールするコマンドで、これを実行しても今使っているバージョンが変わったりしません。pyenvで使えるバージョンに追加されるだけです。
pyenv virtualenv 3.x.x ****
次に、このコマンドを実行すると、3.x.xというバージョンで****という名前の仮想環境を構築することになります。
ここで初めて、仮想環境が構築されることになります。
pyenv local ****
最後に、このコマンドによって、現在開いているディレクトリ下に対して、先ほど作成した仮想環境を適用したことになります。
つまり、ここで以下コマンドを打つと、****のpythonバージョンである3.x.xが表示されるというわけです。
python --version
これでversionが変わっていれば、とりあえず仮想環境の設定は完了です!
pip list
としてみて、ライブラリが何も入っていないことが確認できるはずです!
仮想環境の確認
仮想環境は今開いているディレクトリでのみ有効です。
他のディレクトリを開いた場合は再度、仮想環境を設定する必要があリます。
具体的にいうと、現在いるディレクトリをdir1、その上のディレクトリがdir0とします。
cd ..
このコマンドでdir0に移動することになるので、ここで以下コマンドを実行すると
python --version
おそらくdir1のpython versionと変わっているのではないでしょうか。変わっていなくてもpip list
などで確認するとライブラリの中身が変わっているはずです。
このようにpyenv virtualenv
を使用する時は、自分がどの階層のディレクトリにいるか確認した上で仮想環境を作成するようにしましょう。
他に使うコマンド
以下コマンドで現在、自分が作っているpyenvの環境全て、現在いる環境を確認することができます。
pyenv versions
pyenv version
以下コマンドで、pyenvでインストールできる環境の一覧を確認することができます。
pyenv install -list
以下のコマンドで、作成した環境を削除することができます。
pyenv uninstall ****
以上です。
最近は、dockerを使うことも多くなってきたので、dockerの方法についても解説できたら記載したいと思います。