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次世代のコードエディターCursorのメリデメ

Last updated at Posted at 2023-11-22

初めに

最近になって、コードエディターのcursorが話題になってきています。
自分は、1ヶ月前ほどから実際に開発環境で使い始めました。
そして、今まで使ってきた使用感をGitHub Copilotと比較して述べていきたいと思います。
そもそもvscode Likeに作られているため、vscodeの拡張機能はほとんどそのまま使えます。
うちの開発環境で使っている、ASP.NET Coreのdebuggerだけ使えませんでしたが...。

メリット

1. コード生成能力が高い

image.png

cursorは、Command Kを用いて会話ベースでコードの生成を行うことができます。
GPT4ベースのコード生成は、copilotよりも明らかに生成能力が高いです。
そもそも、copilotはチャットベースでコード生成はできないですが...。


命令:ファイルを読みこむコードを書いて下さい。認めるファイルは、pdf,wordのみにして下さい。

<input type="file" id="myFile" name="filename" accept=".doc,.docx,.pdf">
<script>
document.getElementById('myFile').addEventListener('change', function(e) {
  var file = this.files[0];
  var fileType = file.name.split('.').pop();
  if (fileType !== 'doc' && fileType !== 'docx' && fileType !== 'pdf') {
    alert('許可されていないファイル形式です。PDFまたはWordファイルのみをアップロードしてください。');
    this.value = '';
  }
});
</script>

上記の命令から、コードを生成してくれます。
自社の開発環境がsvelteであるため、svelteで使えるようにコードを生成しています。
その精度はGPT4ベースであるため、かなり高い精度になっています。

2. デバッグ精度の高さ
image.png

Command+Shift+Lを用いると、バグがあるかどうか、どのように変更するべきかを答えてくれます。

image.png

試しにid属性をなくして、bug fixを頼むとbugをしっかり直してくれます。
この精度は、GitHub Copilot Chatと比べると高い印象です。

全体的に、会話ベースでのコード生成能力はかなり高いと思います。

デメリット

1. コード補完はない
GitHub Copilotでは対応しているコード補完が、cursorではありません。
コード補完を使える人は、GitHub Copilotを普段から使っている人で、cursorの機能ではないです。
個人的に、コード補完がないのは痛いと思います。
会話ベースでコードを生成することがないので、痒いところに手が届くコード補完の方が使い勝手がいいと思っています。

2. 価格設定
image.png

free枠でも普通に使うことができます。
しかし、GPT4を用いたChatは月に50回しか使うことができません。
つまり、今まで述べてきたメリットを受けるためには、pro枠の契約が必要ということです。
価格を考えると、GitHub Copilotかcursor proにするのかの選択に迫られると思います。

最後に

Cursorのメリデメを今回の記事では見てきました。
Cursorのコード生成能力は、個人開発の人にとっては大いに役立つと思います。
また、自分でサイトを作ってみたい人にとっては非常に有益です。

しかし、開発環境のために月に$20程しか使えない場合、
GitHub Copilotにするのか、Cursor Proにするのかは考えどころかなと思います。

個人的には、コード生成よりもコード補完をしてくれた方がいいので、
どちらかを取るならGitHub Copilotを使うと思います。

Cursorは無料で試せるので、一度自分で試してみて欲しいです。

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