はじめに
jupyter notebookを使い始めてから、知っていればよかったと思った設定がいくつかあったので、
記事にまとめて、いつでも見返せるようにしたいというのが始まりです。
他の記事でも紹介しているものはあると思いますが、情報が少し古かったので改めて書いてあるものもあります。
随時、気づいたことがあれば追加していくつもりなので、最初は情報が少ないですが、了承ください。
環境
Anaconda3
Jupyter Notebook 6.0.1
Python 3.7.4
%matplotlib inline の省略
そもそも「%matplotlib inline」とは何か
Jupyter Notebookでnotebook上にグラフを表示するために必要。
%matplotlibの詳細の設定については、こちらを参照してください。
グラフを表示するのに毎回plt.show()やこの「%matplotlib inline」を書くのが面倒なので、常にグラフを表示できるようにするための方法です。
※C:\Users\username\.jupyter\jupyter_notebook_config.py
ファイルがある場合は、手順3から実行
① Anaconda Prompt(anaconda)を起動する。
② プロンプト上で以下のコマンドを実行する
jupyter notebook --generate-config
③ ② で作成されたファイルを開き、下記行を追加する。
# lines of code to run at IPython startup.
# c.InteractiveShellApp.exec_lines = traitlets.Undefined
c.InteractiveShellApp.exec_lines = ['%matplotlib inline']
Jupyter Notebook初期表示ディレクトリの変更
Jupyter Notebookを起動すると、初期表示ディレクトリはC:\Users\username
です。
ただ、notebookを保存しているディレクトリを最初から表示してくれるようにしたかったのがきっかけです。
上記、matplotlibの設定変更するときに作成したjupyter_notebook_config.py
を利用します。
- C:\Users\username\.jupyter ディレクトリに移動します。
- jupyter_notebook_config.pyファイルをテキストエディタで開きます。
- 下記のように修正します。(264行目辺り)
注意点として、c:\user
を設定する場合は、「c:\\user」 or 「c:/user」にすること。
windowsのパスの指定をそのまま利用すると設定がうまくいきません。
## 修正前
## The directory to use for notebooks and kernels.
c.NotebookApp.notebook_dir = ''
## 修正後
## The directory to use for notebooks and kernels.
c.NotebookApp.notebook_dir = '変更したいディレクトリ先を入力'