はじめに
macにgcloud CLIをインストールしようとしましたが、簡単なことでつまずいてしまったので、その記録を残します。
pyenvでpythonをインストールしている人向け
ということで、どこでつまずいたかというと上記の通りです。
公式ドキュメント通りにすすめば対話式で簡単にgcloud CLIをインストールできるのですが、私の場合、pyenvでpythonをインストール使用しており、対話式で進むと勝手に作業日時点(2024年3月ころ)ではpython3.11をインストールしようとしてくるので、そこで困りました。
まずはドキュメント通りに
- それぞれのプラットフォームにあったパッケージをダウンロードします
- ダウンロードしたパッケージをホームディレクトリに移動します(ホームディレクトリを推奨しているため)
- パッケージを展開します
- 展開したパッケージのインストールスクリプトを使用して対話式のインストールを開始します
./google-cloud-sdk/install.sh
対話式インストール
Do you want to help improve the Google Cloud CLI (y/N)?
(Google Cloud CLI の改善に協力したいと思いますか (y/N)?)
これはどちらでもいいです。
~~
Modify profile to update your $PATH and enable shell command completion?
(プロファイルを変更して $PATH を更新し、シェル コマンド補完を有効にしますか?)
Do you want to continue (Y/n)?
色々とインストールするものが表示されてPATHを更新するか聞かれるのでYES。
Enter a path to an rc file to update, or leave blank to use [zshのパス]:
zshを使う場合は空白のまま先へ進んでください。
Download and run Python 3.11 installer? (Y/n)?
ここが悩みどころでした。YESにするとダウンロードが始まってしまうし、NOにすると
For more information on how to get started, please visit:
https://cloud.google.com/sdk/docs/quickstarts
詳細を見なさいと表示がでて、インストールが終了してしまいます。
解決
簡単な話でした。zsh
を更新していないだけでした。
何回かインストールを試していて、zsh
を上書きするか聞かれているところでblankのまま進むと返答が、
No changes necessary for [zshのパス].
となっているのに気づきました。
ということはもうgcloudのパスが通っているのでは無いかと思い、試しにzshを更新。
$ source ~/.zshrc
結果、普通にgcloudが使用できるようになっていました。
仕上げ
晴れてgcloudにパスが通ってコマンドが使用できるようになったので、使用するpythonを指定してあげましょう。
pythonの場所を確認して
$ which python
zshに追加
~/.zshrc
export CLOUDSDK_PYTHON=pythonの場所
忘れずに更新
$ source ~/.zshrc
この後はドキュメント通りに初期化を行いましょう。