GitHubが2023年3月22日に「GitHub Copilot X」の発表をしました。
ChatGTP-4をベースに、機能を大幅に強化して新機能も沢山あります。
今までのGitHub Copilotとの違い
- GPT-4がベース
- コードエディタ内でAIとテキストチャットもしくは音声で対話をしながらコーディングが可能になる「Copilot Chat」「Copilot Voice」が追加
- プルリクエストの説明文を自動生成してくれる「Copilot for pull requests」が追加
- ドキュメントを学ばせたAIにチャットで質問できる「Copilot for docs」
- コマンドラインインターフェイスをAIで補完してくれる「Copilot for CLI」
「Copilot Chat」および「Copilot Voice」でコードの説明やバグを修正してくれる
- GitHub Copilotとテキストや音声でやりとりができる新しい機能です。
- Visual Studio CodeやVisual Studioのコードエディタの左側にチャット領域が用意されるので、ChatGTPのように「このコードにはどの部分に問題がありますか?」などの会話が可能になります。
「Copilot for pull requests」でプルリクエストの説明文をAIが生成してくれる
- 「Copilot for pull requests」は、AIが検出したコード変更履歴を元にして、プルリクエストの説明文(Description)を自動作成する機能です。
- プルリクエストでは、「This」と入力するだけで、AIが残りの部分を提案してくれます。
- また、説明文の欄に、Copilotに「copilot:summary」や「copilot:walkthough」のようなタグで生成内容を指示することもできます。
「Copilot for docs」でドキュメントを学ばせたAIにチャットで質問できる
- 「Copilot for docs」は、文書を学習し、その内容を基に人々の質問にチャット形式で回答する機能を提供します。
- 実験的に、「MDN」、「React」、および「Azure Documentation」のドキュメントを学習させたAIにチャットで問い合わせるサービスが提供されます。
- 文書には参考にしたドキュメントがクリックすることで閲覧できます。
- GitHubは今後、Copilot for docsの機能を社内リポジトリや社内文書にも適用できるようにし、開発者が社内文書やソフトウェアに関してチャットで質問できるようにすることを目指しています。
ChatGPTと違いしっかりとリソースを提示してくれるので、個人的には凄く嬉しい機能です。
公式ドキュメントを読み込む手助けになってくれることを期待します。
「Copilot for CLI」でコマンドラインインターフェイスをAIで補完してくれる
- 「Copilot CLI」は自然言語でAIと対話しコマンドライン入力の支援や補完をしてくれる機能です。
- 以下のようにCopilot CLIに対して、jsファイルのリストを出したいと質問すると、提案と説明などが表示され、選択肢をカーソルで選択します。
GitHub Copilot Xの紹介動画
テクニカルプレビュー(waitlist)に申し込む
以下から申し込むことができます
筆者の関連記事
参考文献