初投稿になります。
はじめまして。tak-yと申します。登録して初の投稿をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今回は、VISAカードのAPIを使って予算アラーム付きの家計簿アプリを作ってみたので、シリーズ第1回としてAPIの設定についてご紹介いたします。
VISA APIとは?
クレジットカードであるVISAの情報を管理したりデータを取得できるAPIです。
何に使えるか?
残高の取得やどこと取引したか、取引があったときにリアルタイムで通知できるように設定できます。 また、取引記録から今後のビジネスにどう生かすか分析できます。
プロジェクトの作り方
VISA APIのホームページでサインインしたら、以下の流れに従って設定していきます。
- 開発者/ビジネス利用者として、APIのアカウントを取得
- ダッシュボードに誘導されたら、Add New Projectをクリック
- Project Name(プロジェクト名)とProject Description(プロジェクトの詳細、1,000文字以内)を入力
- +Add APIsでAPI選択ページに移り、プロジェクトで使いたいAPIにチェックボックスを入れて、Confirm Changesをクリック。
- 認証方法を選択する。(相互TLSベース認証かVisa’s Xpay Token)
- Certificate Signing Request (CSR)を提出する。
認証方法を選択する。
認証方法は以下の2つに分かれます。
相互TLSベース認証・・・TLSとは、SSLの次世代型規格。情報漏洩のリスクが低い。
Visa’s Xpay Token・・・APIを使える人だけが持つパスワードみたいなものがToken TokenをURLに組み込むなどして、この人はAPIが使える権限を持っていますという証になる。 VISA APIのTokenの名前。
ダッシュボードでプロジェクトを設定
以下のメニューで設定しないとAPIを使えません。
1.Summary・・・プロジェクトにあるAPIを確認
2.Credential・・・APIにアクセスための証明書
Credentialで、証明書を作ることができます。
ーVisa Developer Platform Certificate…SSL認証に必要
ーGeo-Trust Certificate…二段階SSL認証に必要な第三者の証明書
ーProject Certificate…Visa Developerのデータにアクセス許可をもらうために必要な証明書
ーTLS based Mutual Authentication …外部のサービスやVisa DeveloperのAPIに必要な証明書
ダッシュボードでプロジェクトを設定
- Configurations…外部からのコールバックを設定
- Test Data…選択したAPIをテストするために作られた仮のデータ
- Settings…APIのシステム設定
- Sample Code…選択したAPIの初期段階としてこのコードを試す
- Going Live…SandboxからProductionに移動するためのボタン
※Sandbox…開発時のみに使われる開発環境 ✕本番運用
※Production…本番で使われる開発環境
プロジェクトの開発・テスト
- Sandbox環境で開発、テストする。
- API ExplorerでAPIを呼び出す(サーバーに要求)内容をURL欄に書くコードを探す。
- プロジェクトキー、テストデータ、プロジェクトの詳細をコピーペーストする。
- APIの名前の左に状態を表す色がある。(緑はAPIを呼べる準備ができている、赤は準備できないエラーがある、灰色は準備ができるまで待っていてほしいという状態)
APIを使える準備が整ったら…
- 会社同士の取引か、個人に対しての取引かによって使えるAPIが異なります。
以下のURLにアクセスしてみてください。
- 会社同士の取引⇒https://sandbox.api.visa.com/
- 個人対象の取引⇒https://sandbox.webapi.visa.com/
次回は...
今回は、APIの準備段階まで行きましたので、次回からはアクセストークンの取得に参ります。 もうしばらくお待ちくださいませ。ご一読ありがとうございました。