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X32とX64違いについての検証(VBAパスワード解除用マクロを用いて)

Last updated at Posted at 2025-02-03

多くの初心者にとって、32bitと64bitの違いは直感的に理解しにくいものです。そこで、比較的高性能なPCでも直感的にその違いを体感するために、VBAを活用して簡単に検証してみました。

1. VBAとプロジェクトのパスワード保護

ExcelのプログラムであるVBAでプログラムを書く際、自社での利用を想定するときは、
勝手にマクロが編集されないようにプロジェクトにパスワードを設定するケースが
よくあります。

11.PNG

しかし、パスワードを忘れてしまい、解除方法をインターネットで検索したことがある方も
多いのではないでしょうか。
実際に「VBA パスワード解除」と検索すると、さまざまな解除用マクロが
紹介されています。
このパスワード解除用マクロには、Excelバージョンが32bit (X32) 用のものと
64bit (X64) 用のものが存在します。

2. 32bitと64bitの違いをVBAで体感する

ExcelがX64バージョンの場合、大抵のパソコンではパスワード解除用マクロを実行すると処理落ちやフリーズが発生します。
一方、X32バージョンでは、多少スペックの低いPCでも問題なくマクロが実行できる
ケースが多いです。

1.PNG
※自分のExcelのバージョンは、「ユーザー情報」内の「Excelのバージョン情報」から確認できます。

3. このような事象が発生する理由の考察

一般的には、X64バージョンのほうがより多くのメモリを使用できるため、スムーズにプログラムを動作させられると考えられます。しかし、実際には使用するPCのスペックによっては、このようなプログラムが要求するメモリ容量を満たすことが出来ないのだと
想定しています。

※私のパソコンではX64verのVBAパスワード解除用マクロを実行すると直ぐに
 落ちてしまうためメモリの使用率等での検証が現段階では出来ておりません。

4.結論
プログラムを作成する際に、使用環境を考える重要性を今回の検証で学べました。

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