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エンジニア思考を持つ教員を目指して

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自己紹介

福岡で学校教員をしている。教員歴20年。
ミッションは「学校・教育・教員を社会へ開く」
生徒たちの出ていく未来へ不安を覚え、現在の教育への疑問を
感じていたため新しいことを模索している中でG'sと出会う。

ジーズアカデミーでの現在地

G’s福岡DEV12期に入学してはや5ヶ月
学んだことはjavascript、html、css、php、laravelなど多岐にわたる。
もちろんこの期間でマスターできるわけではない。

特に最初の頃は学んでも学んでもコードを書けるようにならず、こんなことでいいのか、
自分には特性がないのではないか、と思うことも多かった。
それでも続けたのは、担任である児玉さんの

「まずテクノロジーの楽しさと奥深さを知ること、目的は自走できる力を付けること」

という言葉を信じていたことと、良い同期・チューターさんに恵まれたため。
プログラミングに関しては、山崎校長のお話で

「50%の理解で良い。続けていけば分かるときが来る」

との言葉で吹っ切れた。きっとそうなのだ、と言い聞かせ粘ってみたら、いつの間にか
何をやっているのかは分かるようになったので、スムーズに学習が進むようになった。
とりあえず信じた人の話は素直に聞き、同時に自分の力を信じることが重要。

卒業制作について

ジーズアカデミーでは最後に卒業制作を行う。
様々な問題を抱え、苦しい状況位にある学校教育・教員・生徒のために少しでも何かできないか、
と飛び込んで学んできた。当然卒業制作も教育に関するものと考えていた。

自分のWhy meは何だろう

周りの同期に比べると入学した動機が曖昧すぎるのではないか、と悩み続ける。
児玉さんとの初めての壁打ちでもWhy meはそんなものではない、もっと心の奥底に根源的にあるものだ
との指摘を受け徹底的に原体験ドリブンを行う。出てきたのは

  • 幼少期に自分のために病身をおして診察をしてくれた町の医院の医師の姿
  • 教員である父親が生徒へ接する姿

こういった経験から
「自分の身を犠牲にして誰かのためになることをする、そしてそのことに感謝が生まれる、ということは素晴らしいことだ」
という価値観が強く芽生えていることに気づく。それがそのまま
「教育に強い関心がある、教育が好きだ」
という思いにつながっていることに気づく

Who/What、Howはどうだろう
対象が教育ではあまりに規模が大きすぎる。
実際教育現場に様々なテクノロジーは入ってきているが、一種特殊な世界に生きている教員には
響きにくくうまく活かせていない現状がある。
そんな中自分に何ができるのか、ほぼ夜な夜な同期とともに壁打ち会。
皆仕事があるのに、夜遅くまでとことん付き合ってくれ感謝しかない。

あるとき、ずっと私のWhy meに違和感がある、と言っていた同期が気づいてくれた。

「多くの人のWhy meが過去の辛い経験などであるのに比べて、 先生のは尊敬する人の姿のようなプラスのWhy meです。なのに学校のマイナスをなんとかしようという考え方は合わないんじゃないですか」

この一言で考えが180度変わる。辛い教員を何とかしたい、ではなくシンプルに教員として最も嬉しいことは何だろう。
答えは一瞬で出た

「卒業生が会いにきてくれること」

生徒がその後きちんと生きていることを知ることが教師にとっての最高の幸せ。
これは多くの教員に共通しているのではないか。それを手助けするプロダクトを作りたい。
心からそう思えた。その一晩でWho/What、Howが固まり一気に走り始めた。

大学在学時以来、暫くぶりに出会ったブレイクスルーの爽快感の中今なお走り続けていられる。

メンターさんとの出会い

G’sではメンターさんについていただける。私はKids Weekendを運営されている田中さんに
メンタリングしていただけることに。
ここでも尊敬できるメンターとの出会いがあった。それだけではなく田中さんとの繋がりの中で、
新しい縁ができ、またコミュニティが広がった。

今回のまとめ

正直に言ってジーズアカデミーに入学して良いことしかない。

自分は運のない人間だ、と何となく思っていたが、ジーズに来てから

「自分ほど幸運な人はいないのではないか」

とさえ思うようになった。
教員・同期・チューター・メンター全てに恵まれ、
薦められてQiitaに記事を書けばそれをみて会いに来ていただける人もいた。
全く関わったことのなかった企業の新採教育の勉強に参加できた。

などなどとてもわずか数ヶ月に起こったこととは思えない。

一番大切なことは、ありきたりだが「自ら動くこと」簡単に聞こえるが実際に
動けている人は本当に少ない。これに関しては自分をほめて良いと思う。

子供達が自ら動ける人間に育つためには何をすればいいのだろう、
1人でも多くの子供にこの感動を味わってほしい。
それこそが子供達の人生を幸せなものにする最も確かな力になると信じている。

最後に

この記事はどんな人に読んでもらえるだろう。
ほとんど気付かれないかもしれないが、この投稿でまた出会いがあるかもしれない。
少なくともマイナスはない。
何が起こるかワクワクしながら書いている。
こんなことをしている未来は予想していなかったな。
出会いのチャンスは逃さないと決めた。
まだまだ自分も変わっていけると信じている。

私のこと、ジーズアカデミーのこと、教育のこと、
何か引っかかった方とご縁があると嬉しく思います。

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