参画の案件で精神的に限界を感じ、途中退場するべきか悩んでいませんか?途中退場は最終手段ではありますが、あなたの心身の健康を守るために必要な選択となる場合があります。
なぜなら無理をして体調を崩してしまうと、その後のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があるからです。一方で途中退場は、周囲に負担をかけることも事実です。
私は客先常駐エンジニアとして10年ほどの経験があり、以前にストレス性胃痛で食事も取れず、夜も眠れないほど追い込まれた末に途中退場を経験しました。その経験から得た知識と教訓を共有します。
この記事では実体験に基づく、途中退場の注意点や具体的な手順について解説します。この記事を読むともしもの時にどうすればいいか、事前に備えることができます。
SES案件の途中退場とは
途中退場とは、契約期間の満了前にSES案件から離脱することを指します。通常SES案件は3ヶ月などの契約期間が設定されており、その期間が終了するまで継続することが基本です。
しかし、様々な理由により契約期間の途中でエンジニアが案件から外れることがあります。これが「途中退場」と呼ばれる状況です。基本的には契約違反となる可能性があるため、正当な理由と適切な手続きが必要となります。
私の途中退場体験談
著者自身も参画した案件がどうしても合わなくて、契約期間の途中ではありましたが退場した経験があります。その時の様子について説明します。
案件の概要と退場に至った経緯
私が経験したSESの案件は、現行のデータ処理システムをAzureを使ったクラウド環境に移行するというものでした。主にSQLを使用する案件でしたが、当時の私はSQLの経験がほとんどなく、そのことは面談時にも伝えていました。
しかし実際に現場に入ってみると、求められるスキルは想像以上に高く、日々自分のスキル不足を痛感するばかりでした。周りのエンジニアは年配の方が多く、スーツを着て黙々と作業をするような環境で、私にとっては非常にストレスフルでした。直属の上長もマネジメントが得意なタイプではなく、ほとんど放置状態で相談もあまりできませんでした。
プロジェクト中、メンバーが突然いなくなることも多々ありました。おそらく私と同じように、途中退場していたのだと思います。その穴を埋めるために、私の所属するSES企業から、新たに増員がありました、彼らは私よりもさらに経験が浅い方々でした。
公式なリーダーではありませんでしたが、必然的に私が彼らの面倒を見たり、取りまとめ役を担うことになりました。自分自身が精一杯の状況で、他のメンバーもサポートしなければならないプレッシャーは、さらなるストレスとなりました。
日に日に出社するのが辛くなり、不眠や吐き気に悩まされるようになりました。最終的には出社困難となり、やむを得ず途中退場という決断に至りました。
まとめ
今回はSES案件の途中退場について、私の経験談を交えて紹介しました。途中退場は関係各所に多大な迷惑をかけてしまうので、できるだけ避けるべきではあります。
ただIT業界では途中で案件から抜けるのは、割と頻繁に起こることではあります。SES企業や参画先も、このようなことの対処に慣れています。本当につらいのであれば、意外と周りも気にしていないので途中退場の選択肢も持つべきです。
自分の身を守れるのは、自分だけです。我慢をしすぎて体調まで崩してしまう恐れがあるので、不調を感じ始めたらできるだけ早く、所属SESに相談やメンタルクリニック受診などの対応を取るようにしましょう。
おまけ
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